ハル子のキッチン 2009年4月6日 月曜日


イノシシ肉の蒸し焼き
イノシシの肉です。
ま、イノシシといっても牙の生えた豚みたいなものですから、野生で運動しているだけよりおいしかったりします。
どう料理しようか迷ったのですが、イノシシ料理なのでイノシシが普段食べていそうな、サツマイモ、ジャガイモ、栗と一緒に蒸し焼きにしてみました。イノシシも喜ぶだろうし、相性もよいだろうと思ったわけです。

で、芋がうまい。(芋なのかい)
ま、私は芋派ですが、一部の方にこうした野生の肉は人気です。

こういう料理をあちらではジビエ料理と言うのだそうで、要するに野生の毛の生えた生き物を狩ってきて料理したものを言うようです。
うまいか?と言うと普通にうまいですが、スーパーにいけば手軽に豚でも牛でも手に入る世の中ですので一般の方は狩に行こうとは思わないでしょう。

じゃ、なんで一部の人はジビエにこだわるのか。
別に難しいことを考えているわけではないですが、そこにはものの「生き死に」を感じる瞬間があります。

スーパーのお肉は、きれいなパッケージに入れられ、照明の下で見栄えよく陳列されています。それは、ポテチの陳列棚とあまり変わることなく食品として認識され昨日までブヒブヒいって元気にしていた「豚その1」の人生を微塵も感じさせることはありません。
生き物の命をもらって糧としている認識が感じられないのです。
そう、別に感じる必要はないのですが、ジビエは嫌でもそれを感じます。仕留めた鹿はどんなだったのか、どんな風に倒れたのか、、

豚を食べるときに豚の顔を思い浮かべる人は少ないでしょうが、ジビエを食べる人はその姿を思い浮かべます。
生き物をもらって生きていると実感します。
それを喜ぶ人もいれば、それが嫌でベジタリアンになる人もいます。
良し悪しの問題ではありません。好みの問題だと思います。

 難易度  
 おいしさ 

 3段階評価だよ


↑これから蒸し焼き
レシピ
アイコン  材料 
  • イノシシ肉
  • オリーブオイル
  • ジャガイモ
  • サツマイモ
  • 天津甘栗
  • マルサラ酒
  • 胡椒
  • ハチミツ
600g「すね」がいいけど
入手は困難
大さじ1
1個
1本
8粒
150ml
適宜
適量
適量
15ml
 


アイコン  作り方
  1. スキレットに油大さじ1を熱し、大振りに切ったイノシシ肉に塩、胡椒をして炒めます。
  2. 色よく炒めたら、マルサラ酒50mlを加えすぐ蓋をして蒸し焼きにします。
    スキレットでなくても重量級の鍋ならOKです。
    1時間極弱火で蒸し焼きにします。途中こげそうなら水分を足します。
  3. 1時間たったら大きめに切った、ジャガイモ、サツマイモ、殻を取った天津甘栗、マルサラ酒100ml、塩小さじ1/2、ハチミツを加え更に2時間蒸し焼きにします。
  4. 途中蓋をとり芋が崩れないように混ぜてまた蓋をします。
    焦げないように適宜水を足します。肉が柔らかくなったら完成です。



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