ハル子のキッチン 2009年1月25日 日曜日


アンジュのリヨー Rillauds angenius
ル・クルーゼの鍋といったら、料理が多少なりとも好きな人なら誰でも知ってるフランスの高級鍋です。
フランスにはル・クルーゼの鍋しかないわけじゃないのに何でこんなに有名になったのかと言うとパトリス・ジュリアンという方が書いた本「鍋でフランス料理」のせいです。
彼はこの本の中で、ル・クルーゼの鍋を使ったさまざまな魅力的な料理を紹介しています。これが日本で評判を呼んだのです。
我が家には家族にしかられるほどたくさんの料理関係の書籍があるけれど中でもこの本は大切な蔵書のひとつで、料理のヒントをここからしばしばいただいています。1994年発刊だからまだ売っているかは知らないけれど持っていれば眺めるだけでも心地よいです。
今回は日本でのル・クルーゼの販売増加に多大な貢献をしちゃったこの本の中から最も地味そうに見えたアンジュ地方の豚肉保存料理を紹介します。
日本でも作りやすいようにややレシピを変えましたが、ほぼ原著のまま作ってみました。
この料理はそのまま食べても良いですが、すごくおいしいというものではないので、刻んで炒飯やサラダ、オムレツなどに加えると良いでしょう。
どのくらい保存できるかわからなかったので、私は夏場に常温でビンに入れて保存し1ヶ月後食べてみましたが平気でした。
きもだめしが目的の料理ではないので自己責任でお願いします。
大切な人には自分で試してからが良いでしょう。逆にしないように。
ちなみに著者は冷蔵庫でビンに入れて保存して1ヶ月と書いています。(さっき気付きました。)


 難易度  
 おいしさ 

 3段階評価だよ


レシピ
アイコン  材料 
  • 豚バラ肉
  • 粗塩
  • ラード
  • ローリエ
  • タイム
  • グラニュー糖
800g
大さじ2
大さじ4
3枚
5枝ほど
大さじ2


アイコン  作り方
  1. 豚バラを写真の大きさに切り粗塩をすりこんで冷蔵庫で一晩おきます。
  2. 粗塩をふいて落とします。
    鍋にラードを溶かしローリエ、タイムとともに弱火で炒め煮します。時々返しながら3時間。(まじです。)
    油が飛ぶので蓋をずらして乗せます。
  3. 3時間たったら、肉を取りだし鍋の油は捨てるか、取っておいて他の料理に使用します。
  4. 肉にはグラニュー糖を各面に振りかけしばらく置きなじませてから鍋にもどしあめ色になるまで中火で炒めて完成です。
    私が試したところ普通の砂糖よりグラニュー糖の方が良い色になりました。
  5. 冷めたらビンに入れて冷蔵庫で保存します。



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