塩豚の唐辛子炒め 難易度   おいしさ 
  3段階評価だよ
塩豚料理の第4弾です。
塩豚の作り方はこちらをご覧ください。)
今回の塩豚は、漬け込んで2週間目のものです。
前回も書きましたが、塩豚はアクセントをつけるために、酸味か辛味を必要とすると思うのです。
前回は、酸味をつけましたが今回は、辛味をつけてみました。しかも、強烈に。

写真は、秋の物悲しげな日差しの中で塩豚が切なげです。
あ、なんか、切ない気分になってきました。

ヴェルレーヌの詩なんか浮かんできます。

秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し。
鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。
げにわれは うらぶれて こゝかしこ さだめなく とび散らふ 落葉かな。

うわー塩豚とかけ離れてる。
でも、塩豚料理はなぜかみんな寂しげだ。
生では食べ切れなかった保存食としての運命がそう思わせるのかなぁ。
でも、塩豚は「さだめなくとび散らふ落ち葉」ではないですよ。
ちょっと表舞台からはずれた、しかし立派なお肉料理です。
ああ、ちょっと私、酔ってるのかもしれない。
レシピ
材料 5人分

  • 塩豚リブロース 
  • 胡椒
  • オリーブオイル
  • 白ワイン
  • 砂糖
  • 唐辛子
  • ニンニクの芽
  • ニンニク

700g(14日目の塩豚を使用)
大さじ1(大量です。)
大さじ2
60ml
大さじ1
10本
3本
3片



作り方

  1. 14日目の豚肩リブロースを30分流水にさらし塩抜きします。塩抜きした後水気をふき取ります。
  2. 1本のリブロースを出刃で3等分し、スキレットにオリーブオイルを熱しじわじわと炒めます。暇だと思われるかもしれませんが1時間炒めました。
    焦がしたら苦くなってしまいます。暇人と思われようが、世捨て人と思われようがひたすら居眠りしながら中火以下で炒めます。長時間炒めないと硬くて食べられないものになってしまうのです。
  3. 白ワインを30ml加え蓋をし、しばし蒸し焼きにします。
  4. 唐辛子のざく切りと、ニンニクの芽、ニンニクの薄切り、砂糖を加えざっと炒め再び白ワイン30mlを加えアルコールを飛ばし完成です。
  5. 激しく辛い唐辛子と味わい深い塩豚を噛み締めちょっときつめのお酒をあおります。
    塩豚シリーズのなかで、私はこの料理が一番好きです。

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