ハル子のキッチン Tuesday, September 12, 2006

追い松茸の松茸ご飯

ハル子   :あ、あ、朝から松茸ご飯ですか?父上。
ハル子パパ:父上?
ハル子   :すごくおいしい。父上。
ハル子パパ:父上?
ハル子   :こんなにいっぱいの松茸が入ったの見たこと無いです。父上。
父上    :先週はろくにご飯を作ってあげられなかったからサービスだよ。
ハル子   :父上、ハル子は幸せ者にございまするー。
父上    :よいよい、ハル子に喜んでもらって余もうれしいぞ。はっはっはっ。

この松茸が韓国産でこれだけ入って1000円であることを言えなかった父上でした。

香りは国産松茸が一番です。ぜんぜん違います。外国産は運ばれてくるうちに香りが飛んでしまうのでしょうね。でも外国産も加熱すれば香りが立ってきます。家庭で食べるには十分です。
せっかくの松茸ご飯ですから、他の物を一切入れずに松茸を強調してみました。松茸自身からはシメジやエノキのような味は出ませんのでダシはしっかりとるか、市販の物を使用しましょう。
松茸の食感を残すため、後から松茸を追加する追い松茸ってのを勝手に考案してみました。
難易度  
おいしさ 

 3段階評価だよ
アイコン 材料 
 
  • 松茸
    • 醤油
    • みりん
    • 砂糖
    • 昆布
  • だし汁
200g

大さじ4
大さじ3
小さじ1
3×3センチ
大さじ3
2.5合
適量(作り方のところ参照)


アイコン 作り方
  1. 米はといでざるにあげておきます。
  2. Aを混ぜ、その中に薄く切った松茸を漬け込みます。松茸はいしずきを落とし、周りのゴミを良くとります。洗っちゃいけないといわれますが、食べたときじゃりじゃり言うのは最低ですから私はそっと洗います。30分位漬け込んでおきます。
  3. 米にだし汁を張る前に、2の漬け汁を入れます。松茸は取り出しておきます。
  4. だし汁は、鰹でとります。かなり濃くとります。市販のダシの力を借りてもよいです。今回は土鍋で炊きましたが、炊飯器の場合はダシの量は通常の炊飯と同じです。土鍋の場合、松茸を加えない状態で米のラインより11mmくらい上までダシ汁を入れます。(2の漬け汁はこの段階ですでに加えてあります。)
  5. その上から松茸を散らします。松茸を4分の1ほど取り分けておきます。(後から加えます。)
  6. 炊飯器はそのままスイッチを入れますが、土鍋は沸騰するまで中火で沸騰したら弱火にします。必ず蓋をします。蓋から出る湯気の量が減り、鼻を近づけるとわずかに焦げる匂いがしたら炊き上がりです。鍋によりまったくことなりますが30分くらいでしょう。蓋を取り、取り分けておいた松茸を上から散らし蓋をして10分蒸らして完成です。

後から、松茸を追加することで食感を残した松茸ご飯になります。
追い鰹ならぬ追い松茸と勝手に命名しました。





★2009年の松茸ご飯★
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今年は、春から夏にかけて雨が多くてこの影響なのか地元の市場には7月頃にすでに松茸が出回っていました。

しかーし、その後秋にかけてまったく雨が降らなくなったため、松茸は取れなくなるわ、近所の芝生は黄色くなるわ、お肌は乾燥するわで寂しい状態だったのですが、そんな中松茸山の持ち主から立派な松茸を頂いてしまいました。持つべきものは松茸山の友達です。

不作の中の松茸は鍛えぬかれているのか、強烈な香りでした。
今回は軽く出汁をとって夜炊飯器にセットしてタイマーにかけただけなのですが、朝むせ返るような松茸の香りで目が覚めました。\(^o^)/

3年前は1000円の韓国産松茸でおいしく作るのに苦労したのですが、松茸が良いと何の苦労もなくおいしくなるのだと良くわかりました。

わたし、この思い出を胸に来年まで生きていきます。






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