ハル子のキッチン 2007年11月26日 月曜日

青菜とお揚げのたいたん
京都の街を歩いていると、「おばんざい」なる看板を目にすることがあります。
おばんざいとはお惣菜のことですが、京のおばんざいは特別な響きをもっています。
特別な響きなのですが、格別なものではなく素朴で地味なしみじみとした料理たちです。京都のガイドブックに載るような有名「おばんざい屋さん」から名もない(名前あるけど)お店までぶらりと立ち寄ってみれば、そのほっとする料理に心温まります。
たくさん食べても、もたれることがなく飽きることも無い。
大皿に盛られたおばんざいたちが、不思議といつの間にか無くなっていく。
日本人の原点のような料理です。
今回は、青菜を油抜きした油揚げと炊きました。青菜はターサイを使いましたが、京都ならみぶ菜ででしょうか。お揚げは京都のものを使用しましたがどこの物でもそうはかわりません。ふわふわの物ではなくしっかりと中身が詰まったお揚げがよいです。
出汁はたっぷりの煮干が良く合います。うすあじに仕上げていただくと京都っぽいです。
たきすぎると、青菜の色が失われますが、それもまた良しです。
さめてもおいしいです。
難易度  
おいしさ 

 3段階評価だよ


レシピ
アイコン 材料 6人分
 
  • 昆布
  • 煮干
  • 干し椎茸
  • ミリン
  • 淡口醤油
  • 油揚げ
  • ターサイ
1000ml
10×15cm
9尾
1/2枚
30ml
15ml
小さじ2/3
大きいの100g位
二株(結構大量)
アイコン 作り方
  1. 鍋に水をはり、昆布と干し椎茸、煮干を入れる。煮干は頭と腹の黒い部分を取りのぞく。30分ほど置き、弱火にかける。沸騰したら昆布を引き出しさらに15分ほど炊き、濾す。
  2. 1の鍋に、ミリン、淡口醤油、塩を入れ弱火にする。
  3. 油揚げは熱湯をかけて油抜きし、短冊か三角に切って鍋に入れる。青菜はみぶ菜、広島菜などをもちいる。小松菜は茎が旨くないと家族が嫌がる。(小松菜だって結構おいしくできるのに)。
    ターサイは色が良くおいしい。葉の部分が多いので茎は根元に近い部分は捨ててしまう。5cm位の長さに切って鍋に加える。こんなに多いのかと心配になるくらい多いが、鍋からはみ出す青菜も蓋をして3分もすればぺしゃんこにかさが減る。
  4. しばしたいたら完成。出汁がまたうまい。
2011年12月3日 土曜日
小松菜と厚揚げの炊いたん
もうしばらく京都に行っていません。
京都の冬は寒いし(長野県の住人が言っちゃいかんですが)、春は修学旅行生でいっぱいだし、夏は蒸すし暑いし、秋は紅葉で思いっきり混んでいるしで、タイミングが難しいです。
長野県に京都を作っとけば良かったのにって思っても千年遅いし、うちの隣に京都があってもそれはそれでお互いちょっと「こんなはずじゃなかった感」がしちゃいそうですし、隣にあってほしいのは奈良の方がいいかなーなんて、100%勝手な妄想にふけりつつ、仕上げに鰹節を一掴み加えている今日この頃なのでした。

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