ハル子のキッチン 2007年2月27日 火曜日

カレー南蛮そばがき(蕎麦掻)
蕎麦はやせた土地にも育ちますので、山間の地には蕎麦を育てているところをよく見ます。信州の蕎麦所では、秋の新そばシーズンになりますと農家が自分の家で蕎麦を振舞うそば祭りが開かれます。広い農家の畳の部屋で次々と出されるざる蕎麦を大勢で頂きます。信州で蕎麦といったらざる蕎麦です。温かい蕎麦も食べますがたいがいは冷たい水でしめたたざる蕎麦(通称「ざる」)です。
さて、蕎麦祭りで一緒に出てくるのが温かい「そばがき」です。蕎麦のすいとんみたいなもので通常はそばつゆを付けて食べます。

蕎麦は麺としての形態が一種類しかありません。小麦はうどんから始まって、そうめん、きしめんなど形がいろいろです。デュラムセモリナはパスタですが、ロングからショートパスタまで種類は数え切れません。米の麺もフォー、ブン、ビーフンなど色々です。
蕎麦はこれ以上細いと切れてしまいますし、太いと重くて食べられません。この形しか麺として成り立たないのだと思います。そこでそばがきが蕎麦の数少ない食べ方の一つになるわけです。そばがきは蕎麦の風味をがっつりと噛み締めることができる食べ方です。
今回は、そばがきをカレー南蛮仕立てにしました。力強いだしを取り鶏肉とあわせています。カレーが蕎麦と良い感じです。
ちなみに、南蛮とは唐辛子やネギの入った料理です。

難易度  
おいしさ 

 3段階評価だよ


レシピ
アイコン 材料 5人分
 
  • そば粉
  • 熱湯
  • 鰹鯖混合節
  • 醤油
  • 砂糖
  • 味醂
  • 唐辛子
  • カレー粉
  • ネギ
  • 鶏もも肉
200g
400ml
カップ1
60ml
大さじ1.5
30ml
30ml
1000ml
3本
大さじ1.5
1本
400g


アイコン 作り方
  1. そば粉に熱湯を加えて練ります。
  2. とりもも肉を一口大に切りフライパンに油(分量外)を熱して炒めます。
  3. 水1リットルに混合節を入れてしばらくそっと煮て濾します。
    ここに、2の鶏肉を加えあくをすくったら、醤油、味醂、砂糖、酒、唐辛子、カレー粉を加えひとにたちさせ味を確認します。いったん冷ましたほうが味がなじみます。
  4. ネギは火であぶって少し焦がして斜めに切っておきます。
  5. 3を再び沸かし、1の蕎麦を練ったものをちぎって加えます。きれいに丸めずにごつごつしたままの形の方が味がしみこみやすく、熱も通りやすいです。見た目もそのほうが自然です。
  6. 蕎麦がかたまり蕎麦がきになったら椀に盛りネギをあしらって完成です。


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