ハル子のキッチン | 2007年1月8日 月曜日 |
牛肉のしぐれ煮 |
牛肉を甘辛く煮つめました。一緒に炊いてあるのは牛蒡です。 ゴボウはアクが出ますのでささがきにしておいて水にしばらくさらしてから使用します。 そもそもしぐれ煮(時雨煮)とは、「桑名のしぐれ蛤」を指します。「その手は桑名の焼き蛤」という有名な駄洒落にあるように桑名(今の三重県北部)は蛤がよく取れるところで、昔から多くの蛤茶屋が軒を並べていました。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」 の弥次さん喜多さんもここで焼蛤を食べたことになっています。 その蛤の中で特に立派なものを、生姜を加えた佃煮にしたものをしぐれ蛤といいます。なぜ、しぐれ蛤と呼ぶようになったのかは諸説ありはっきりしていないようです。時雨の頃蛤がおいしくなるからとか、時雨がさっと降ってやむように短時間で料理するからとか何とかで、こればかりはしぐれ煮の名付け親の各務支考(かがみしこう)(江戸時代の俳人)に聞いて見なければわかりません。 では、このしぐれ煮と佃煮の違いは何かといいますと、佃煮が江戸時代佃島に大阪から移り住んだ漁民が魚の保存用に醤油で甘辛く煮詰めた料理ですから、しぐれ煮と料理法も目的もほとんど同じです。一応しぐれ煮は佃煮に生姜が加わったものということになっています。 というわけで、本来牛肉を使用したものはしぐれ煮とはいわなかったのですが、現在では牛肉であれなんであれこの手の料理をしぐれ煮と呼んでいます。 ふぅっ、今日はためになるお話でした。 |
難易度 おいしさ 3段階評価だよ |
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レシピ |
材料 3人分 | |||
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1/2本 2枚 300ml 大さじ1 小さじ2 30ml 40ml 40ml 200g 50g お好みで |
作り方 | ||
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2010年11月28日 日曜日 | |
元のレシピにはなかったのですが、今回から干しシイタケを加えてみました。 干しシイタケが加わってコクが出た感じです。 そのままご飯と食べても、酒の肴にも、お茶漬けにも良い感じです。 次回は更に昆布の出汁も加えてみようとこぶしをぎゅっと握りしめた私でした。 (どんな私なん?) |