ハル子のキッチン 2007年1月6日 土曜日

「いもぼう」みたいな煮物
京都の円山公園のなかにある平野屋本家の登録商標料理に「いもぼう」があります。タラをカチカチに干した棒鱈と海老芋を炊き合わせた京都の伝統料理です。
大変滋味深く干し鱈独特の旨みがあるのですが、棒鱈を上手に戻すのは非常に難しいうえに手がかかりますので、ご家庭で作るにはそれなりの技術がいります。そこで半生タイプのソフト鱈を用いて簡単に作るいもぼうもどきを紹介します。
海老芋は里芋のなかまで海老の尻尾に似た形をした芋です。最近スーパーでも海老芋を長くしたような形の京芋を見かけるようになりましたのでこちらを使用します。鱈は、半生タイプがスーパーにありますので一晩水でもどして使います。生の鱈をイメージしているのでしたら、干しタラのおいしさはまったく別のものです。試しておいて損は無いですよ。
難易度  
おいしさ 

 3段階評価だよ


レシピ
アイコン 材料 5人分
 
  • 干しタラ(半生)
  • 京芋
  • 昆布
  • 砂糖
  • 醤油
  • みりん
半身
1本
5cm角
カップ1
大さじ2
大さじ4
大さじ2
400ml


アイコン 作り方
  1. 半生タイプの干しタラは水に浸して一日かけてもどします。途中2回くらい水を換えます。大きい骨は取り、もし皮がついていたら取っておきます。
  2. 京芋は六方に剥きます。皮は惜しげもなく厚く剥きます。長さは5cmくらいです。
  3. 水に昆布を入れて鍋に火をかけます。沸騰したら火を止め鰹節をいれ濾してだし汁にします。
  4. 塩抜きした鱈を5cm角くらいに切り3の鍋に入れます。砂糖とみりん、2の京芋をいれ弱火で煮ていきます。
  5. 芋に竹串がすっと通るくらいになったら醤油を加えことことと煮詰めていきます。1時間半くらい煮つめますが途中水がなくなってしまうようなら適宜足します。
  6. 芋が柔らかくなりにつまり良い色になったら完成です。


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