ハル子のキッチン 2007年4月16日 月曜日

ローマ風ニョッキ


ジャガイモなどを練って団子状にしたものがニョッキですが、良く考えるとかなり適当な料理です。
しかし、ジャガイモを練っただけの料理をなんとも魅力的な雰囲気に仕立て上げるのがさすが我らのイタリアンです。
その中でも泣く子も黙るニョッキのローマ風。
簡単にして滋味深く、それ相応のそれらしらを相当に含み何にも知らん人には、イタリアンコンプレックスを植え付けるが如くの風貌は、自分でも何を言っているのか良くわからないすばらしさです。
日本で小麦粉を練ってすいとんにしても、泣く子は誰も黙りませんが、イタリアンでジャガイモを練れば泣く子はみんな黙ってしまうかもしれない奥深さとカリスマ性とをかもし出します。
(個人的にすいとんは好きです。)
てなわけで、本日はおこげの具合が愛らしいローマ風ニョッキです。
古風なタイプのニョッキで、使用するのはセモリナ粉です。デュラムセモリナ粉は双粒種の小麦粉でパスタの原料です。気の利いたスーパーで探せばきっと売ってます。昔、イタリアにはジャガイモもトマトも無かったのでニョッキは小麦やパンで作っていたのです。
イタリア料理にジャガイモもトマトも無かったなんて今では信じられませんが、、
韓国にもちょっと前まで唐辛子はなかっったですし、案外そんなものかもしれません。(どんなもんやねん)
 難易度  
 おいしさ 
 3段階評価だよ


レシピ

アイコン 材料 4人分
 
  • バター
  • 牛乳
  • 白胡椒
  • セモリナ粉
  • パルメザンチーズ
  • 卵黄
  • オリーブオイル
40g
500ml
一つまみ
少々
2/3カップ
40g
2個
適量


アイコン 作り方
  1. 鍋にバターを溶かし、セモリナ粉を加えて炒めます。焦がさないように弱火でじっくり炒めたら少しづつ牛乳を加えてのばしていきます。ベシャメルソースを作るときと同じです。牛乳はあらかじめ電子レンジで温めておくとだまになりにくいです。
  2. 竹べらなどを使いぐるぐるかきまぜながら均一なホワイトソースにします。
  3. 火からおろし塩、胡椒をし、パルメザンチーズと卵黄の2/3を加え更に混ぜ合わせます。
  4. まだ温かいうちに、オリーブオイルを塗ったバットに厚さ1.5センチに広げ冷まします。荒熱が取れたら冷蔵庫に入れ冷やします。
  5. 冷えたら直径5cmの円形の型でくり抜きます。型は何でも良いです。私は水筒の口を使っちゃいました。コップでもよいと思います。余った生地は再び平に延ばしてくり抜きます。
  6. グラタン皿に並べ卵黄を塗り、パルメザンチーズを振ってオーブンで200度6分焼きます。焼き時間は、ニョッキの表面を見ながら焦げ過ぎないように加減します。
  7. 熱いところを頂きます。



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