ハル子のキッチン 2011年1月23日 日曜日
イノシシのトマト煮込み


都会に住んでいる方にはわからないだろうけど、田舎では野生動物が身近な存在だったりします。
渋谷や新宿にイノシシが出たりはしませんが、ここにはキツネ、タヌキ、キジなんぞがうようよいて家の周りをうろついているし、時には熊がでて町内放送で教えてくれます。
近くには学校や保育園もあるので熊が出た日にはもう大騒ぎです。年に2回くらいはある話です。
タヌキは家の駐車場で寝ていたことがありますし、キジは家の敷地に巣を作ったこともあります。近所のおじさんに捕まえて食っていいかと聞かれましたが丁重にお断りしました。
で、当然イノシシもでます。幸いイノシシだけは家まで来たことはありませんが、鉄砲もったおじさんたちが山でバトルを繰り広げるので近くのマーケットには普通にイノシシ肉が売られています。(これって普通じゃないですよね?)

前置きが長くなりましたが、イタリヤも山国なのでイノシシを食べるようです。
本日はフィレンツェ名物のイノシシのトマト煮込みです。(私の住んでるところでは獅子鍋がトレンドです。)
イノシシって言っても戦う豚みたいなもんですから、臭みさえ抑えれば大変おいしいです。
個人的には獅子鍋の方がすきですが、、



 難易度  
 おいしさ 

 3段階評価だよ

レシピ 
アイコン 材料 2人分
 
  • イノシシ肉
    (肩ロース)
  • 漬け込み用
    • 赤ワイン
    • セロリ
    • 玉ねぎ
    • ニンジン
    • つぶしたニンニク
  • 煮込み用
    • 辛口白ワイン(赤でも)
    • トマト缶
    • トマトペースト
    • ローレル
    • ローズマリー
    • セージ
    • コンソメキューブ
  • オリーブオイル
  • 黒こしょう
400g 
食べやすい大きさに切る

300ml
1本 乱切り
1個 乱切り
1本 皮つきでラン切り
2片

200ml
300ml
1缶
30ml
3枚
1枝 粉末でも可
1枝 粉末でも可
2個
小さじ1
30ml
適量
アイコン 作り方
  1. イノシシ肉の臭みを取るために、肉を食べやすい大きさに切って、赤ワイン、野菜と一緒にビニール袋に入れて前の晩に漬け込んでおきます。
  2. 翌日赤ワインを捨てて、肉の水けをきり黒こしょうの粗挽きをまぶし、フライパンにオリーブオイルを熱して肉とニンニクを中火でじっくり炒めます。ニンニクは焦げそうになったら取り出します。野菜は取っておきます。
    肉は全体に焼き色が付いたら弱火にしてさらに5分位炒めます。
  3. 鍋に煮込み用の材料と漬け込んだ野菜、炒めたニンニクと肉を入れ強火で加熱します。
  4. 沸騰したらアクを取り弱火で1時間煮込みます。
    途中煮詰まってきたら適宜水を足します。
    1時間後、肉を取り出し残り汁を荒い目のザルで濾し(濾さなくてもいいですが)更に1時間煮込みます。
    味を見て足りなければ塩を足します。
  5. 肉が柔らかくなり煮詰まって濃度が出たら完成です。


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