ハル子のキッチン 2007年6月18日 月曜日

カポナータ (caponata)


カポナータとはイタリアの野菜煮込み料理です。
フランスにはラタトゥイユと云う良く似た料理があります。
日本にも野菜の煮込みはありますし、ま、たいがいの国には郷土の野菜煮込みがあるのでしょう。カポナータは特にシチリア島のナスを使った料理で少し酸味を利かせたところがフランス料理とはことなっています。
ナスは、茶色に色付くまできちんとオリーブオイルで揚げます。揚げているうちにずいぶん縮んでしまいますのであらかじめ大きく切っておきます。
他の野菜もじっくりと炒め煮します。煮崩れしないようにあまりかき混ぜません。
パルサミコとレモン汁で最後に酸味を加えます。
肉類は一切使用していませんが長時間炒めることで驚くほどの味が生まれます。
酸味が心地よく一晩冷ましたならさらになじんでおいしくなります。
メイン料理じゃないですが、この一皿とバゲットとワインがあれば私は十分楽しく暮らせます。

 難易度  
 おいしさ 
 3段階評価だよ


レシピ

アイコン 材料 4人分
 
  • ナス
  • 揚げ油(オリーブオイル)
  • ニンニク
  • エシャロット
  • 玉ねぎ
  • オリーブオイル
  • 鷹の爪
  • ズッキーニ
  • マッシュルーム
  • ピーマン
  • 赤パプリカ
  • 黄色パプリカ
  • バジル
  • トマト缶(ホール)
  • 固形スープ
  • 白ワイン
  • 白ワインビネガー
  • バルサミコ酢
  • レモン汁
  • パセリ
  • 胡椒
3本
適量
2片
2本
200g
40ml
1本
1/2本
6個
1個
1/2個
1/2個
5枚
1缶
1個
50ml
大さじ2
大さじ2
大さじ1
適量
小さじ1/2+α
適量


アイコン 作り方
  1. やや大きめに切ったナスを油でじっくりと揚げます。皮から先に揚げます。途中ひっくり返して切り口が薄く茶色に色付くまでじっくりと180度で揚げます。結構時間がかかります。縮みますのであらかじめ大きめに切っておきます。
  2. みじん切りのニンニクをたっぷりのオリーブオイルで炒め、色付く前にみじん切りのエシャロットと2cm角位に切った玉ねぎを加えしんなりするまで炒め鷹の爪を足します。
  3. 続いて、同じく2cm角くらいのパプリカと1cm角のズッキーニ、ピーマン、半分に切ったマッシュルームを加えざっと炒め後は弱火にして時々混ぜるくらいにします。20分くらい煮崩れないように炒めたらバジルをちぎって加えさっと混ぜ、白ワイン、手でつぶしたホールトマを足します。
  4. 固形スープを一個入れ弱火で水分を飛ばすように煮込みます。塩、胡椒で味を調えます。1のナスを加え15分くらい煮込んだら火を止め室温にもどし、バルサミコとレモン汁、白ワインビネガーを加えて混ぜて味を確認します。
  5. 味がよければみじん切りのパセリを散らして完成です。
    ここで、冷蔵庫に入れさらに一晩置くと味がなじんでより一層おいしくなります。
  6. 温かくても、冷たくてもおいしい料理です。
ナスは大きめに切って
皮から先に揚げていきます。
皮の色が鮮やかになります。
このくらいの色になれば良いです。
2009年のカポナータ
下の写真

夏らしいメニューに取り付かれている今日この頃です。
そして本日はイタリアの野菜煮込みカポナータです。野菜ばっかりの料理です。
その日によって手に入る野菜が違うのでそのたび味が変わってしまいます。
今年はピーマンがなぜか売り切れで彩りもちょっと寂しいです。
(ピーマンが嫌いなわけじゃないです。)
肉も入っていないしこんなんでおいしいのか、と思うかもしれません。
ところがぎっちょん。おいしいのです。
しかも一晩冷蔵庫に置いたほうが断然おいしい。
二晩おくともっとおいしい。
だから、たくさん作って、3日くらいかけてちまちま食べるのをお奨めします。


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