いくら丼
いくらは高価ですよね。でも生筋子から自分で作れば安上がりでしかも自分好みの味付けにできます。
スーパーで一腹買えば写真のような丼が5人分は作れますよ。豪華でおいしくて一度はやってみたいでしょう。
ぜひどうぞ。



 難易度  
 おいしさ 
 3段階評価だよ
アイコン 材料 5人分
 
  • 生筋子
  • A 淡口醤油
  • A みりん
  • A 酒
  • ご飯
  • 刻み海苔
1腹
かなりいっぱい
100ml
50ml
50ml
丼5杯分
適量
1腹は2房のことです。

アイコン 作り方
 
  1. 生筋子を1腹(2房)買ってきます。左の写真は房の薄皮がすでに破れて熟しすぎている感じです。薄皮の破れていないものが熟しすぎていなくて良いようです。
  2. さて、ここから粒々をばらしてゆくわけですが、やり方は大きく分けて二つあります。ひとつは網に房ごとなすりつけてばらばらにする方法、もうひとつはお湯につけてばらばらにする方法です。
  3. 私は、後者のお湯につける方法で行います。お湯は、3%の塩水を60度に熱します。3%とは1リットルに30gの塩を入れるということになります。かなり大量の塩ですが、薄いと浸透圧の関係で筋子のなかに水分が入り込み筋子が白くなってしまいます。白くなっても後で塩をかけると元に戻るのですがなんとなく筋子にダメージがあるようでイヤなので、私は塩を結構入れます。
  4. 塩を入れすぎると逆に筋子の水分が奪われてしわしわのいくらになってしまいます。
  5. 60度に温めるのは、卵の周りの膜や血管を熱で縮めて卵だけ取れやすくするためです。温めすぎるとイクラの皮が硬くなっていわゆるピンポンイクラ(硬いイクラのことです)になるといいますが試したことがないのでわかりません。
  6. 私は60度の塩水ですが、熱くて手を入れることができないくらいがこの温度です。ここに、生筋子を入れると温度が下がって何とか手を入れられるようになります。
  7. あとは、生筋子をほぐすようにしてばらばらにしてゆきます。卵以外の膜や血管が面白いように(いえ、そんな面白くはないですが、、)取れてきます。
  8. 別に、同じ濃さの塩水を用意します。こちらは常温でかまいません。ここにばらばらになった筋子を入れさらに余分な部分を取り除いていきます。1回ではきれいにならないので、3回くらいこれを繰り返します。
  9. きれいになった筋子をざるで水切りしタッパーに入れます。水はしっかり切りましょう。ここに、Aを混ぜた漬け汁をかけて冷蔵庫で寝かせます。
  10. 数時間寝かせたらイクラの完成です。
  11. 今回はイクラ丼にするので少し甘めの味付けです。昆布を入れて味を足しても良いでしょう。丼にするには漬け汁も多いほうが良いのでその辺はイクラの量にあわせて加減してください。
どうです。この色、この輝き。


2011年10月9日 日曜日

見た目の美しい料理と言ったらイクラ丼は上位ランクと思います。
世界的にはサケの卵を食べない国の方が圧倒的に多いですから「カエルの卵みたいで不気味。」と言われてしまえばそれまでですが、キャビアだって見た目は爬虫類の卵そのものですし、カタツムリを見て「おいしそう!」って思う国もあるのに比べれば日本人の感覚はまともと思いたいです。

そもそも赤い色は食欲をかきたてるから、飲食店の看板はマックもケンタッキーもすきやも赤です。そう、イクラの赤い色はおいしい色なのです。
と、いうわけで今日はイクラ丼に同系色同族の鮭を合わせてみました。
鮭の刺身を合わせたものも作ったのですが、鮭の塩焼きを合わせた方が圧倒的においしかったのでそちらの写真を掲載です。
今回ご飯は酢飯を使いましたが、普通にあったかいごはんでもとってもおいしいです。





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