ハル子のキッチン | 2007年1月29日 月曜日 |
ふぐのたたき |
てっさは薄く切られたふぐのお刺身です。 下のお皿の模様が透けて見えてきれいです。 でも、ふぐを薄く切るのはお皿の模様を楽しみたいからではありません。 ふぐの身はとても弾力があるので、厚く切ったのでは噛み切れないからです。 てっさは、鉄砲の刺身(てっぽうとはふぐのことです。)のことで略しててっさになったとする説の他、身が鉄のように固いのでてっさになったといわれるくらいです。 しかし、いかにふぐの身が固いからといって、てっさを一枚一枚食べていたのではだんだん暗い気分になってきます。やはり、豪快に数枚すくって食べたいものです。 私の数少ないてっさ経験で、数枚こっそりすくって食べたことがあるのですが、やはりその場合幸せな心持ちとは裏腹に食感には問題があります。天然ものになるとさらにその歯ごたえは神の祝福を受け、アメリカンビーフ並となります。 そこで、今回はふぐをたたきにしてみました。こうするとじんわりと身に熱がとおり厚く切っても程よい食感が得られます。串に刺したふぐの身を火で軽くあぶってしばらく置くだけです。すぐに火がとおるので焼きすぎてはいけません。中が生でなければ意味がありません。 大量のあさつき、大葉、みょうがを刻みポン酢をかけて一緒に頂きます。 控えめに言って、最高においしい料理です。 こんなにおいしい生き物に感謝しながら日本酒を傾けます。 私が人生の最後に食べるものはふぐがいいかな。 特に、とらふぐ。特に活き、日本産。特に天然。最期なら贅沢も言えるでしょうから。 |
難易度 おいしさ 3段階評価だよ |
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ほんとは、炭火で焼くといいんでしょうね。 レシピ |
材料 | |||
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一匹分の身 6本ほど 5本ほど 5枚ほど 適量 適量 |
作り方 | ||
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2010年12月25日 土曜日 |
今年は年末にはまだ少し早いですが、河豚の登場です。 年末年始の河豚は我が家の定番なのです。 料理方法はさまざまあるのですが、本日の河豚は生で届きましたので生を生かしたお刺身にしました。 河豚の刺身は「てっさ」と言って味も見た目も最高ですが、家庭であんなに薄く切ることはできないのでカツオとおんなじ具合にちょっと火で炙って厚切りにします。厚切りといっても2−3ミリで、たたき風料理って感じです。 切った河豚をお皿に並べて香り野菜を散らしてポン酢をかければその地味な見た目とは裏腹に、上品な味わいが感動的ですらあります。 私毎食これでもいいや。 河豚には一滴のあぶらも含まれていないので、この料理はトータルに言ってもオイルフリーってことで超ヘルシー。(^^)v これで値段がねー。ニンジンくらいだったらいいのにねー。ねー。 |