ハル子のキッチン 2008年6月29日 日曜日
ツォンホアピンとローピン
もうすぐ北京オリンピックだし、とかく中国に注目が集まる今日この頃、我が家では中華料理を作る機会が増えています。
(この記事は2008年6月29日のものです)
で、北京料理といえばピンだ、と言うことで今日はネギのピンと肉のピンを作ってみました。
ピンとは小麦の薄い生地を焼いた料理です。たいがいは中身があります。
私が、初めてピンを知ったのは1990年頃、漫画「美味しんぼ」の12巻で山岡さんが雪山にスキーに行ったとき、吹雪で友人の別荘に閉じ込められたエピソードの中でした。
食料が不足する中、山岡さんはありあわせのネギと小麦粉で写真のピンを作ったのです。
(「美味しんぼ」を知らない人にはなんのこっちゃかわけワカメ)
上の写真がそれを忠実に再現したものですが、漫画のなかではローピンと紹介されています。私は、このことに詳しくないですが、普通ローピンは肉が入ったものを指すので、山岡さんの作ったのは葱花餅(ツォンホアピン)と言うのが正確なのかな。
いわゆる肉餅(ローピン)は、その名のとおり肉が入りますのでもっとボリューミーな感じです。
このまま食べてもおいしいし、醤油やラー油をつけてもいける感じです。
食べ始めると止まらなくなるほど美味しいです。

中身の包み方、ピンの延ばし方には色々あって、中華料理の奥の深さがわかります。今回は葱花餅と肉餅で包み方を変えてみました。他にも不思議な包み方があるのですが、いずれ紹介する機会があるかもしれません。


難易度        おいしさ 

3段階評価だよ
レシピ

アイコン 材料  4人分
 
  • 生地
    • 薄力粉
    • お湯(60から80度)
    • 打ち粉
  • 餡 葱花餅
    • 葱みじん切り
    • ごま油(塗り用)
  • 餡 肉餅
    • 豚挽肉
    • 醤油
    • 紹興酒
    • 生姜みじん切り
    • 葱みじん切り
    • オイスターソース
    • ごま油
    • (ニラ)

200g
140ml
小さじ1/3
結構たくさん

2本
適量
適量
300g
大さじ2
大さじ1
20g
1本
大さじ1
大さじ1
お好みで
アイコン 作り方
 
葱花餅 ツォンホアピン
生地の材料を混ぜてこねて、まあるくして30分くらいラップをして休ませた後麺棒で四角に伸ばします。 延ばした状態。結構薄いです。かなり大きくなるので半分にして2枚作っても良いです。
表面にごま油をタップリたらし、手でまんべんなく広げ、その上に刻んだ葱を撒き、塩をぱらぱらとかけます。 端からみっちりと巻いていきます。
棒状にします。 丸めます。端が剥がれやすいので、水を塗って張り付けます。
手で広げます。 写真は途中です。麺棒でもっと薄くします。
フライパンに移すときが難しいです。
ごま油を熱して焼きます。直径23センチに広げると大きなフライパンに一杯になります。ひっくり返すのに自信のない方は、2枚に分けたほうが良いです。
肉餅 ローピン
こねた生地は2等分し丸く広げ、混ぜた餡の半分を写真のように広げます。 切れ目を入れて写真のように折ります。
折ります。 折ります。
写真で左の端に隙間ができますので良くくっつけます。円弧の部分も良くくっつけます。 手で押し広げて円形にします。多少破れても気にしません。後はフライパン油を熱して両面を焼きます。



 肉餅 ローピン

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