花火散歩

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花火の名前

一見同じように開いているように見えますが、花火にも一つ一つ出来・不出来があります。そこで花火を見る時にポイントとなる点をまとめて見ました。より楽しい観覧ができる事でしょう。

 

<玉の座り>

良い花火とは01

 

 

花火が打上げられ、上空で炸裂するタイミングです。最高点に達した時に開花するのが「玉の座りが良い」と言います。星が上下に流される事がなく、真ん丸に花火が開きます。

開花が早い場合は、上側に星が流れてしまい、バンザイしたようないびつな形に崩れてしまいます。

開花が遅い場合は下側に星が流れてしまい、だらっと垂れ下がったようないびつな形に崩れてしまいます。

玉が開花せずに地面に落っこちてしまうのを「黒玉」といい、非常に危険です。このため立入禁止区域には入ってはいけません。

<盆の形・大きさ>

良い花火とは02

 

 

花火が開いた時の状態を「盆(ボン)」といいます。真ん丸で適度な大きさがあるものが良いとされます。

花火のサイズに見合った大きさが必要で、それよりも極端に小さなものは良くありません。

また、たとえ盆が大きくても、丸く開かず、形がいびつなものも良くありません。

芯入の花火では、芯が偏っていたり、形が崩れていてもいただけません。

<肩の張り>

良い花火とは03

 

 

花火が開いた時に、星が外に向かってまっすぐ飛ぶのが良く、「肩の張りが良い」といいます。

頼りなく星がフラフラしてしまうのを「肩の張りが弱い」と言います。一部の星に火がつかず「抜け星」になってしまうのも良くありません。また、いくつかの星が勝手な方向に飛んでしまうのを「星が泳ぐ」と言います。

最悪の場合には、玉が開いても星に全く火がつかない「割り黒」などの失敗もあります。

<色の変化・消え口>

良い花火とは04

 

 

星がいっせいに変色し、揃って消えるのが良い花火で、「変化が揃う」「消え口」が良いと言います。キレの良い花火と言えます。

中には1つ2つの星が消えずに残ってしまう事がありますが、「消え口が揃わない」と言って、惜しい花火です。

また、色の変化が揃わないのもハッキリとせず良くありません。