２００８年９月６日　６：３０〜２０：２０　茨城県常総市　鬼怒川河畔橋本運動公園

ハナビリュージョン2008
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　何年も出かけたいと思いながら未だ観覧できていなかった常総きぬ川花火大会ですが、念願叶って出かけることが出来ました。

　いわゆる町の花火大会で、打上総数7000発、最大8号玉の中規模な花火大会なのですが、打ちあがる花火は極上そのものであるため、全国から花火愛好家が集まります。
　最高の花火師と花火を深く理解する実行委員会の相乗効果によって、素晴らしい花火大会が作られるのだと納得させられます。

　前日の仕事を終え、広島からの最終便の飛行機で一っ飛び。秋葉原から、つくばエキスプレスに乗り替えて最寄の水海道駅に向かいます。後で教えてもらったところでは東京駅からバスに乗るのも便利なようです。（帰りはバスで楽々でした。）
　今まで栃木に住んでいたのに、「なんで見ていなかったのかなぁ」と不思議でなりません…(苦笑)

＜野村陽一花火GALLERY／市民メッセージ花火＞

　これだけ贅沢な5号玉はなかなか見れる機会はないでしょう。競技大会で優勝を総なめにしている野村花火の100連発です。玉の種類を揃え2ヶ所から次々と打ちあがる見ごたえ充分なプログラムでした。
　市民メッセージ花火は１発ずつ、前の花火が完全に消えた後、提供者のメッセージをアナウンスしてから打上げられます。１発1発の思いに応えるに足る、素晴らしい名品の数々でした。

野村陽一花火GALLERY 5号玉100連発（野村花火）

野村陽一花火GALLERY 5号玉100連発（野村花火）

市民メッセージ花火 7号 昇銀分火付紫芯銀冠菊 (篠原茂男)

市民メッセージ花火 8号 昇り分火付三重芯黄金点滅 (野村陽一)

　＜ミュージックスターマイン＞

　音楽にシンクロしたスターマインのワイドな打上げは、これほど素晴らしいものはありません。パート１からパート３まで、プログラムの要所要所で打ちあがります。写真ではなかなか魅力を表現出来ないのがもどかしいのですが…、打上テーマの世界観に浸れること間違いなしです。

PART1　朝を告げる太陽の花（山崎煙火）

PART2　ネオン煌く憧れのブロードウェイ（山崎煙火）

PART3　終わりゆく夏(山崎煙火）

＜花火ミュージアム〜至高の世界・美の巨人たち＞

　本当に「良くこれだけの花火作家の花火が一同に集まったなぁ」といったプログラムです。日本の花火を語る上では欠かせない名人の得意玉が存分に披露されます。

8号 昇銀分火付三重芯銀冠銀彩の花（（篠原茂男）

7号 昇錦小花付八重芯菊先青光露（小幡清英）

7号 昇り錦朴付八重芯錦冠先キラキラ（青木昭夫）

8号 昇り分火付三重芯引先紅光露（野村陽一）

＜イメージ花火〜夜空のアラカルト／内閣総理大臣賞受賞作品＞

　今年のヒットソング「がけの上のぽにょ」をBGMに、型物花火を作らせたら右に出る者はないといわれる北日本花火の型物です。型物花火は角度によっては形が分からない場合が多いのですが、これだけきちんと前を向いて開くのが不思議でなりません(笑)連続して対打される圧倒的な型物花火でした。

イメージ花火・夜空のアラカルト（北日本花火）

イメージ花火・夜空のアラカルト（北日本花火）

内閣総理大臣賞受賞作品　華麗なる夜空の舞踏会（野村花火）

＜スペクタクル花火ショー〜ハナビリュージョン２００８＞

　常総きぬ川花火大会のフィナーレを飾るのはハナビリュージョン２００８です。音楽にシンクロしたコンピュータ制御の打上げで、視界全面を花火で埋め尽くす壮大なワイドスターマインです。まさにイリュージョンという名に恥じない贅沢至極なプログラムでした(^-^)

ハナビリュージョン2008（丸玉屋小勝煙火）

ハナビリュージョン2008（丸玉屋小勝煙火）

ハナビリュージョン2008（丸玉屋小勝煙火）