2005年１2月31日　１７：３０〜１８：３０　茨城県水戸市　千歳橋下那珂川河川敷

年も押迫った12月31日、大晦日の晩に行われる那珂川花火大会は知る人ぞ知る花火大会と言えます。大曲や土浦の全国花火競技大会で内閣総理大臣賞を連続受賞している野村花火工業が惜しげもなくその持ち球を披露します。中でも四重芯や五重芯といった非常に高難度な花火は他所ではあまり見ることのできないものです。そのため、遠く名古屋や仙台からも足を運ぶ花火好きもいる程です。

場所はJR水戸駅から車で20分程の那珂川河川敷です。運動公園になっているので河川敷の草むらに車を停めて、堤防の土手から川を挟んでの観覧となります。午後3時前に到着すると、すでに顔見知りの花火好きの面々が到着していました。冷たい風が吹いていて非常に寒い待ち時間となりましたが、年越しそばや甘酒が振舞われ、つかの間体を温める事ができました。

冬の夕暮れは早く5時半にはあたりは暗くなります。開会の挨拶があり、その後、野村花火工業社長の野村陽一氏の解説を交え花火が上がります。一つ一つが芸術品と呼べる花火を作家自らが解説してくれるのですからこれほど有難いことはありません。

＜スターマイン＞

左から「光のウエディング〜祝福の花束〜」（大曲全国花火競技大会優勝）

　　　　「華麗なる夜空の舞踏会」（土浦全国花火競技大会優勝）

　　　　「冬空のペアリング」、「那珂川を彩る光の芸術」

＜創造花火〜水戸玉〜＞

地元の水戸をテーマに作り上げられた想像花火です。

左から「水戸魁」、梅をイメージした「偕楽園」、アジサイをイメージした「保和苑」

＜〜日本花火の真髄〜割物花火＞

左から、１０号玉「三重芯黄金点滅」、１０号玉「三重芯錦冠銀乱」

　　　　　１０号玉「八重芯黄金点滅」、１０号玉「八重芯白菊青光露」

 ＜ワイドスターマイン（パノラマ花火風景）＞

１年の締めくくりにふさわしい、野村花火渾身の一大花火絵巻です。