昔の考え方として、流星は実際の星が落ちてなくなってるなんて考えられていましたが、今では太陽系の中を運動して小惑星のさらに小さい物やチリなどが地球と衝突して大気圏でに突入し、大気との摩擦により高温で燃えている姿を地上から見た姿だと解明されています。ですが、ほとんどがその摩擦で燃え尽きてしまって地上には到達する事はありません。テンペル・タットル彗星の塵からというのは先の説明でわかりますが、では、その塵はなぜできるのでしょう。それは、彗星の尾と呼ばれるものと大きく関係があります。
彗星の尾は、主にガス成分ですが、その他に固体の微粒子を成分にもったものがあります。その固体が彗星の軌道に沿って帯状に分布していて、その近くに地球が到着する11月中旬に流星雨の現象として見られます。
毎年少量であるけど見れるのはその年で地球に落ちきれなかった物が残り物として見れる事ができます。正確にはテンペル・タットル彗星が太陽の回りを公転する周期は33.2年で流星の出現数もこの彗星の回帰に合わせたように多くなるのです。また、1999年の流星群は日本の夜が最も好条件だと予測されていました。記録としては1966年に北アメリカで1時間当たり16万個と言う「流星嵐」と名づけられた現象も過去には見られたのです。