ハレー彗星

 
 
ハレー彗星
 

1週を76年かけてまわる彗星。
最近の記憶では1986年地球に接近した。

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ハレー彗星
ハレー彗星は海王星より遠い軌道を起動をもって1週を76年かけてまわります。 最近では1986年地球に接近しました。
数ある彗星の中では最も美しく古い物として有名であり、古くて確かな物が紀元前240年の記録として残っています。


逆周りするハレー彗星

丸 い軌道を描いてまわってる。この軌道は9個の惑星のうち、水星と冥王星を除くと略同じ。しかし彗星は細長い楕円形で軌道の斜角度が90度を超える彗星は地球の運動方向とは逆に動く事になる。それを逆軌道と呼び、ハレー彗星は傾斜角度が162度でほぼ地球と逆まわりに運動してる事になる。

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エモンド・ハレー
1682年、ヨーロッパ旅行中にパリで大彗星を見たイギリス人エドモンド・ハレーはこの彗星に興味をすごく持ち、さっそく研究を始めた。ニュートンと親交があった彼は、万有引力の考えとニュートンの助言を受けて過去の観測記録を計算、苦労の末この彗星の再出現を予言したのです。彼は星図で有名なフラムスチードの後を受け継いで、後にグリニッジ展望台の2代目台長になった人物としても有名です。残念な事に予言の結果を見ることなくこの世を去ってしまいましたが、彼の予言は見事的中し、結果、その彗星に名前を残す事になりました。ハレー彗星は「予言者」がついた名前として珍しい例なのです。

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ハレー彗星の記録:1986年

この年ハレー彗星は30回目の訪れとなった。 これは一番古く記されている紀元前240年から数えたものです。次に見られるのは2061年になります。

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ハレー彗星の実態
ハレー彗星の構成
@ 太陽風(太陽水素イオンと電子のプラズマ)
A 水素コロナ(水素原子の層)
B 太陽風の衝撃波面
C コマ(ガスやダストで作られる彗星の大気)
D 核

-核
コア(核)はちりの混じった雪と氷でできていると考えられていて、尾は太陽から出る太陽風で起きるコアが気化してできてるものです。コアの直径は直径6kmぐらいの大きさになります。
-尾
尾の長さは太陽風の影響で長さもかわります。はっきりとしたデータではありませんが、約3千万kmといわれてます。
-速度
ハレー彗星の速度は太陽に近づくにつれだんだん段々速くなります。1986年の記録では、太陽に一番近いのは2月9日、その時の速度は19万8000km。この速さはジェット旅客機の約2倍の速さにもなります。
-明るさ
速さ同様に、太陽に近づくにつれ明るくさは増します。1986年の記録では一番明るい時で4等星ぐらいだったそうです。

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ハレー彗星探査機
今回のハレー彗星接近で多数の国が探査機を打ち上げられました。 各国目的は色々ですが、良い成果をあげています。

日本:「さきがけ」「すいせい」
アメリカ:「アイス」
ソビエト:「ベガ1号」「ベガ2号」
ヨーロッパ宇宙機構:「ジオット」

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情報提供

NASA/W
ISAS

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