ビルト第2彗星

 
 
ビルト第2彗星
 

約46億年前に太陽系が誕生した時のままの原始物質を保持したまま存在しているのではないかと考えられ、太陽系にまつわる色んな情報が収集できるんではないかと期待されてる。

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ビルト第2彗星
ビルト第2彗星は1978年にスイスのベルン大学のビルトが発見した彗星。周期は約6.4年。でも軌道を解析したら1974年に木星に接近した事で軌道がかわって今では短い周期軌道になっている。それまでは太陽に近づかないで、冷えた宇宙空間(太陽系内)をさまよっており、約46億年前に太陽系が誕生した時のままの原始物質を保持したままいるんでないかと考えられている。つまり太陽系にまつわる色んな情報が収集できるのではと当時期待されていた。

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スターダスト計画
この計画は1999年に宇宙探査機「スターダスト」を打ち上げて、5年後にビルド第2彗星の核から150Kmまで近づけて「彗星起源のダスト、星間粒子を収集」するNASAの計画。ダストというのは、エアロゲルと呼ばれ、世界でもっとも低密度の固体といわれるものとされている。それを透明な絶縁体のシリカゲルの中に集めて、宇宙探査機「スターダスト」は地球の近くに戻ってくるんだ。それは2006年1月ぐらいで、採取したダストの入ったカプセルはパラシュートでユタ州に着陸する予定になってたものである。

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スターダストもう一つの計画
今回この計画にまつわる人の名前を30万人募集してるらしい。名前は顕微鏡で見ないと見えないぐらいのシリコンチップにかかれて7年間「スターダスト」と共に宇宙空間を旅するという、ロマンある、もうひとつの計画である。

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スターダストの成果
2004年1月72枚の写真の撮影に成功(左写真:短/長時間の各露出画像を核画像を合成)。核は直径5kmと丸型、クレーター壁で覆われていた。クレーターは小惑星などとは異なり、このことから、底は平坦であり、氷の他、粘着性の強い物質が含まれていると考えられている。
最接近距離は240kmであり、同時に彗星の塵の採集にも成功し、それを2006年1月に持ち帰ることにもに成功した(右下写真)。
今(2010年現在)もなお、分析が進められており、輝石やカンラン石、また、今までの彗星採集では初となるアミノ酸のグリシンなどが発見されてた事は確認されている。 酸グリシンの発見は、生命誕生説のひとつである宇宙起源物質ではないかということもあり、今後の研究に期待されている。

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