観音崎公園

神奈川県横須賀市、三浦半島の最東端側にある大きな公園です。
自然を残しつつ、戦前戦後の歴史が残った素適な公園で、灯台も登れます。
灯台は比較的小さめですが、高台の上に立っていますので、天気が良いととても眺めがいいです。




公式情報


公園マップと写真について

  • 公園MAPは神奈川県ホームページの印刷配布(pdf)をアレンジして使用しております。
  • 著作権侵害にならぬ様に心がけておりますが、万が一問題があればすぐに別のものと差し替えます。
  • 写真はすべて管理人「あのん」が撮影したものです。

散歩道

観音崎の石碑 観音崎の石碑
 
  駐車場へ車をとめて、海側にいくと入り口ぽい石碑があります。

駐車場は、夏に海で大人気みたいなので、かなりたくさんあります。
値段はシーズンごとにちがい、平日においては、無料シーズンと有料シーズンがあります。土日祝は基本的に有料です。
正月の3日間と海水浴シーズンの7,8月は有料です。
(料金は公式HPで確認してください)
オフシーズンの平日に足をはこぶには、お金がかからなくていいかもしれません。
(障害者は駐車料金を免除)

初日の出で昔よく来てましたが、帰りはここを出るのに1,2時間かかるほど混みます。


海辺は、東京湾を見渡せます。遠くに、大きな運搬船が通ったり、小さな小船(漁船?)が通ったりするのを目にしました。東京湾ですので、波は比較的に穏やかで、小さな子供も波打ち際で遊んでいる姿がありました。

海は海草や岩が多いせいか、部分的に黒くみえます。海水自体はとても綺麗な水です。

海の中で、砂の地面が見える所は、日差しが入ると、マリンブルーに輝きとても綺麗な海岸でした。
 
観音崎の浜辺 観音崎の浜辺


観音崎 岩部の海 岩部の海
 
  浜をそのまま少し先にいくと、岩場になります。 特に立ち入り規制もなく、自由に遊べます。 小さな魚や蟹なども、ちらほら岩の隙間の水たまりなどで見つけました。
岩場はとても滑りやすいので、注意が必要です。こちらで楽しむことを目的にこられる場合は、履物は滑りにくい物で来られることをお勧めします。
あまり先にくと、釣り人がいたり、波がたまにあがってきて飲まれる危険性もあるので、特に小さなお子様がいる方は注意して下さい。
岩部の透き通った海水観音崎 岩部の海水


浜辺から灯台まで、海沿いに歩道があります。その途中には、洞窟があり、なにか祀られている感じでした。

説明の看板があり、そこには、「天平13年(741年)の春に、行基善菩という人が、諸国修行の途中でここに立ち寄った時、ここに住む大蛇が漁師を苦しめている事を聞き、退治して、その霊を鵜羽山権現として祀られた」とのことです。
まだ話は少し続いていましたが、詳しくは現地で読んでみてください。
 
観音崎 大蛇を祀った洞窟 大蛇を祀った洞窟


観音埼灯台 観音埼灯台

  海沿いに、歩いていくと昇りとなっていき、頂上付近に到達すると、灯台があります。灯台の中に入るには有料です。
中には、灯台資料展示室があって、昔の灯台レンズ、灯台用ランプなどがおいてあり、この灯台の歴史を見ることができます。

米・英・仏・蘭と結んだ改税条約によって建設を約束した、8ヶ所の灯台の1つだそうです。現在の灯台は3代目らしいでが、初代は、フランス風白色八角形のレンガ造灯台だったそうです。
大きな地震による破損の為、取り壊したとも言われており、その後2代目はコンクリート式で作られましたが、関東大震災により、崩壊。3/15に再建し、9/1に崩壊してるので、半年で壊れちゃったのですね。
現代の物は、1989年に無人化となりましたが、1998年に「日本の灯台50選」(海上保安庁が募集し一般の投票で選ばれた灯台)となっております。 (この時11/1を灯台記念日に指定)

灯台の仕様(情報元Wikipedia
 ・ 塗色・構造:白色八角塔形 コンクリート造
 ・ レンズ:第4等フレネル式
 ・ 灯質:群閃白光 毎15秒に2閃光
 ・ 実効光度:77,000 cd
 ・ 光達距離;19海里(約 35 km)
 ・ 明弧:152度 - 17度
 ・ 塔高:19 m (地上 - 塔頂)
 ・ 灯火標高:56 m (平均海面 - 灯火)

灯台からの風景 観音埼灯台からの風景


灯台を出てすぐ下ったあたりに、とても神秘的な地層の壁に囲まれた小道がありました。

海岸沿いの道を歩いている時も、ところどころ地層はみれましたが、狭い道だったせいか、臨場感があり、ここは見てるだけでも楽しかったです。
地層は何十層にもできているのが、写真からもはっきりわかる様に、立派な地層でした。

お子さんがいる方は、ここで理科のお勉強ができるかもしれませんね。
 
観音崎 地層壁の小道 地層壁の小道


観音崎 北門第1砲台跡
北門第1砲台跡
 
  灯台から出て、南へ進んでいくと、砲台跡があります。
観音崎の砲台跡は、全部で6つあるらしいのですが、その中の1つで、「北門第1砲台」になります。

戦中を感じさせるやな気持ちもありましたが、こうした戦争の跡が、暖かく平和に育った自分達の世代へ、平和の大事さを思い出させる大事な傷跡なのかもしれませんね。

損害している部分も多く、レンガがはげていたり、雑草が茂っていたりしてましたが、ラピュタの「天空の城」のような過去の時代を感じさせる建物でした。


森の中の小道をとおり、下までおりると、大きな道にぶつかり、左手には、立派なトンネルがありました。

通称、観音崎トンネルと呼ばれるトンネルで、こちらは出口側になるみたいです。
(観音崎トンネルと正式に呼ばれるトンネルは他にあるみたいですが、こちらのトンネル自体は「観音崎隧道」と明記されています)
レンガで塗装された、立派なトンネルですが、開通自体は明治18年のことで、その後改装時にレンガ張りになり、それは昭和47年のことらしいです。

全長:143.6m
 
観音崎隧道 観音崎隧道


観音崎 北展望園地
北展望園地
 
  観音崎隧道(トンネル)とは反対側に海があり、そちらの方へ歩いていくと、展望園地があります。
芝のある広場になっており、海側に向くようにベンチが並んでいて、散歩の休憩には眺めも良く、丁度良い場所でした。

コンビニで買ったお弁当を、潮風にあたりながら、ここのベンチで食べました。が、トンビがいます。

直接人を襲うことはありませんが、人がいても、食べてるお弁当を狙ってきます。とても危険なので、注意してください。箸でもってたべようとした唐揚げも、狙ってきますので。


お昼を済ませたあと、ぶらぶらしながら戻ることにしました。来た道を戻ってもよかったのですが、気力と体力が底をついたので、先ほどの大きなトンネル「観音崎隧道」を通り、駐車場の方へ戻れる様でしたので、そうしようかとも思いましたが、来た方角へ下に続く小さなトンネルをみつけました。

これを抜けると、先ほどの灯台の下のほうへ出て、上に登らずに、海辺の遊歩道を歩いていけそうだったので、せっかくですし、ここを通り戻りました。

ちょっと不気味なトンネルでした。夜は無理かも…
後で聞いたのですが、観音崎には、トンネルが多く、心霊スポットでも有名らしいです(恐)。
 
観音崎 抜け道のトンネル 抜け道のトンネル


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