血圧の正しい測り方とは?


40台の頃、高血圧と診断されてから、少し途切れた時期もあったが、降圧剤を服用しながら、血圧を測り続けている。血圧計は家庭用の左上腕部に撒くタイプだ。私の場合拡張期(下)の血圧が特に高い。

ところが近年、家での測定値が正常範囲を示すことが多くなった。初めは高血圧が改善されたのか!?と喜んだのだが、月一度通院している診療所で測った数値は相変わらず高めであまり変化がない。まあ病院で測るときは白衣高血圧とかいって高めに出ることもあるのでそのせいもあるだろうと勝手に決め込んでいた。

あるとき、測定時に左手にしびれがあったので右手に変えてもう一度測ってみた。そして愕然! 左手よりかなり高い数値が出たのである。それからは左、右と順に両手で測るようになった。そしてその差をノートにつけているが、やはり右手の方が高い数値が出る。よく考えてみると医者で測るときは何時も右手だ。これはひょっとして高血圧はそのまま続いていて、左鎖骨辺りの血管に障害が起きているのでは!?・・・ 

そこでネットで血圧の測定方法などを検索してみた。案の定、「初診では右腕上腕と左腕上腕で血圧を測定し、測定値が違う場合は、高い方を記録する<高血圧治療ガイドライン>」。「血圧測定は両腕で 左右の差、血管の病気発見に有効<朝日新聞>」など、片腕だけの測定では不十分な内容だ。左右差については、普通ないのがいいのだが、「左右差が10mmhg以上では鎖骨下動脈狭窄症。15mmhg以上で抹消血管疾患」、また別サイトでは「左右差が10mmHg以下は測定誤差と変動の範囲内、10~20mmHgは灰色ゾーン、20mmHg以上は異常と考えるのが目安」などと、ある。

そんなある日、NHKで「正常血圧の落とし穴と」いう番組をやっていた。内容を掻い摘まんでいうと、ずっと正常値だった人が突然脳卒中を起こし、原因が高血圧だと診断されたという話で、その理由などを解き明かしていた。答はやはり私の想像したものと遠くはなかった。血圧は左右同時に測るのが望ましいということである。特に左鎖骨下の動脈は血流の負荷がかかり傷つきやすく、左手での測定値は低く出る人が多いらしい。だから反対側の手と比較する必要がある。そして左右差が大きいと問題となるのである。測り方にも触れていた。一台で測るときは片方を測った後、少しリラックスしてから反対側を測る。続けて測ると拡張物質が出ていて少し低くなる傾向があるらしい。左右差は高い血圧の10%(120mmhgだと12mmhg)以内位迄なら大丈夫らしいが、頻繁に左右差が大きく10mmhg~15mmhgを超える場合は抹消動脈疾患の疑いがあるということであり(その患者の30%程度が5年以内に亡くなるというデータも報告していた)、一度血管外科か循環器内科で、両腕と両足首との四か所同時測定器で血圧を測って検査することを勧めている。

片方の手しか測定していない人は、一度、左右差を測ることが必要のようだ。


【参考】脈圧 基準値40~60(成人で50、高齢者で30~40位)
血管の柔軟性を見る。上の血圧から下の血圧を引いたもの。動脈硬化で脈圧が小さくなる。高齢になると下の血圧が下がり脈圧が広がる場合がある。30以下60以上は注意。【例】(上)120-(下)80 = 40 (脈圧40)

他に平均血圧というのがある。

高血圧治療ガイドライン

日本循環器学会ガイドライン

左右差が大きいと危険

血圧計2013_1_11


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