-45章-
狂気の氷刃



 凍える冷気が肌をなぶる。
「なんなのよ、ここ」
 ぶつぶつと文句を言っているはイサである。その後ろにホイミンとしびおがふよふよとついてきている。
 通路全体は冷気により凍てつき、常に冷風が吹いているのだ。ホイミンが冷気を緩和するフバーハの魔法をかけてくれたとは言え、やはりまだ寒い。
 それに、とイサは後ろの二人に半眼を向ける。
「なんであなた達はそんなに平気そうなの?」
 この中で寒さに震えているのはイサだけだ。ホイミンはいつも通りアハハと笑っており、しびおも笑みを絶やしてはいない。
「ボクは平気だよ〜♪」
 何故かホイミンは楽しそうだ。そういえば、人間界(ルビスフィア)の極寒地帯として有名なエルデルス山脈を通った時も、ホイミンは防寒具を身につけていないにも関わらず平然としていた。
 あの時はイサも防寒具を纏っていたが、今は普通の格闘着なのだから寒いのは当たり前だ。
「私も大丈夫のようで
す」 「そりゃ、そうかもね」
 しびおは痺れクラゲという冷たい海に生きる魔物だ。そもそも、しびおの真の姿は海魔龍一族なのだから、寒さに強くて当然なのかもしれない。
「不公平だわ……」
 と、イサは唇を尖らせたのだった。

 フバーハの効力が効いている間に、ここを突破しよう。
 そう思い、イサは走っていた。足もとは氷張りになっており、何度も足を滑らせそうになったが、そこはイサの運動能力がものを言う。無様にこけるということもなく、大きな広間へと出たのだった。
「ここは」
 広くなった寒さが軽減される、ということはなく、むしろより冷え込んだ気さえした。
 走り続けて少しは温まったが、それをもすぐに忘れてしまうほどに寒い。
「風の精霊か」
 部屋の中央に佇んでいた、その男が声をかける。
 腰まで伸びたストレートの髪は薄い青で、部屋の気温のせいでよけいに寒そうに感じてしまう。見た目は青年というべきなのだろうが、薄ら寒い印象は近寄りがたい。
「あなたは……」
 聞くまでもない。ここを守護する者なのだから、その正体は一つのみだ。
「死魔将軍が一人。氷魔将軍ネルズァ」
 律儀にも自己紹介を終え、ネルズァはゆっくりと片腕を挙げた。
 何をするつもりなのかとイサは身構えたが、ネルズァは面倒そうに挙げた手でパチンと指を鳴らした。
 キィィィン、と甲高い音がしたかと思うと、イサの後ろに霊的な光が立ち上がる。
「え!?」
 振り返ると、そこには氷柱が二つ。その中に、ホイミンとしびおが閉じ込められてしまっているではないか。
「二人とも!!」
「まずは、二匹」
 ぼそりと呟いたネルズァの目は、昏い光が宿っている。
「……!」
 その目を見ただけで背筋が凍る。
 目を背けたくなる衝動に駆られるが、必死にネルズァを見据えた。
「なんなの、あなたは……」
「先ほど紹介したつもりだが?」
 かつて勇者ロベルに敗れ、そして人間の肉体として復活した死魔将軍。そのうちの『氷』を司る氷魔将軍ネルズァ。そんなことはわかっている。
「違う! 私が、聞きたいのはっ」
 上手く声が出ない。寒さで強張っているのではない。ネルズァから感じられる殺気が、尋常ではないのだ。幾千もの激戦を潜り抜けてきたイサでさえ、気圧されてしまっている。
 こんなにも恐ろしいと感じるのは、何故だろうか。
「先に言っておこう。私は、復活を遂げた死魔将軍の中で――」
 不敵な笑みを浮かべるわけでもない。
 表情は冷たく、だからこそ、その声はより浸透してくる。
「誰よりも強い」
 冷静に淡々と述べるその様子は、自惚れでも、高慢でもない。
 ネルズァは、ただ事実を述べているのだ。それが伝わってくるほどに、この場の空気は重い。
「それでも、ここは通してもらうわ」
 イサとて、いつまでも震えているわけにもいかない。飛龍の風爪を構え、戦闘態勢を取る。
 氷漬けにされてしまったホイミンとしびおも、いつまでも放置していたら危険なはずだ。早々に決着させねばならないだろう。
「(イサ……)」
 心の中から、ウィーザラーが呼び換えてくる。その声が固いのは、彼女もネルズァの力量に気が付いているからだ。
「(わかってる。最初から全力で行く)」
 道具袋から素早くあるものを取りだす。
「それは……」
 ネルズァが目を細めるが、その正体に気付くより先にイサはそれを飛龍の風爪に装着した。
 『風磊』の一つ、風神石。
「もう恐れない。だから、一緒に戦おう!」
 風魔石を使用した時、イサはその魔力と心の闇の暴走を抑えることができずに、風磊を使うことを躊躇ってしまっていた。
 だがそれでは駄目なのだ。
 恐れてしまっているだけでは、いつまでも乗り越えることなどできない。ただの逃げになってしまうのだから。
何度でも立ち向かい、その力を己が物にする。それができないはずがない。
 ここにある『力』は、自身そのものなのだから。
「風よ!」
 イサの声に、室内に突風が吹き荒れる。
 神聖な風その全てが、イサの味方だ。
 初めて風神石を使用した時のように、意識が半ばなくなるということはない。
 全身に力が駆け巡り、身体が羽のように軽く感じられる。
 風神石の力を、完全に引き出せているのだ。
「なるほどな。その石に力を封じ込めていたか」
 その様子を見たネルズァは、しかし驚く表情も見せず、ただ頷いた。
 一人で納得した後、ネルズァは冷たい目でイサを一瞥する。
「だが、足りないな」
 死魔将軍の中で最も強い。
 先ほど、ネルズァ自身が語ったことだ。
 その意味をイサは、身をもって体験することになる。


 全身に漲る力は今までの比ではない。それほどまでに風神石の力が引き出されているのだ。
「『颯突き』!」
 風の如き速さで、その一撃を放った。
 ネルズァは避けることも、身を守るわけでもなくその場に立つだけだ。
「!?」
 イサの一撃は、間違いなくネルズァの右肩へ直撃した。何の抵抗も見せなかったネルズァに不気味な疑問を感じながらも、イサは立て続けに攻撃を仕掛ける。
「『風牙・連砕拳』!」
 一瞬のうちに六度の打撃を与える技も、やはりネルズァは甘んじて受ける。
 飛龍の風爪がネルズァの肉体を裂くたびに、生温かい鮮血が迸るというのに。
「『颶爆烈撃掌』!!」
 風の爆発を起こす風連空爆を拳に乗せて放つ、強力な一撃だ。風死龍ほどではないが、局部的なら凄まじい攻撃力を誇る。それに加えて、全ての技には風神石に込められたウィーザラーの力が加算されているのだ。
 会心の一撃とも言えるその攻撃に、ぼきりと骨が折れる鈍い音が聞こえた。もちろん、その音の発生源はネルズァだ。
 それだと、いうのに。
「それで終いか?」
 全身傷だらけで血を流しながら、ネルズァは鬱屈そうに尋ねた。
 満身創痍の見た目とは裏腹に、その目には相変わらず昏い光で淀んでいる。
「そろそろ私も動かせてもらおう」
 そう言うと、青白い光がネルズァの全身を包み込んだ。
「そんな!?」
 イサは目を見開いてその光景を目の当たりにした。
 連続攻撃によってできたネルズァの傷が、見る見る内に消え失せていくのだ。それもすぐのことで、あっという間にそこに傷があったという痕跡が見えないほどになってしまった。
 骨折も治っているようで、回復量は完全復活とも言える。
完治呪文(ベホマ)……ですって?!」
 回復魔法でも高位に位置する呪文だ。仲間のホイミンやルイナも使用できるが、ネルズァが使ってくるとは思ってもいなかった。
 あらゆる傷をも一瞬で癒すその魔法を使いこなせるということは、かなり不利だ。
 それでなくとも、未だにネルズァ自身は攻撃を仕掛けてきていない。ホイミンとしびおを一瞬にして氷漬けにできるくらいは解っているが、その力量は未知の領域だ。
「回復の魔法を使えるのが、貴様らだけとでも思ったか?」
 あくまでも淡々と語るネルズァは、嘲笑さえも浮かべていない。そのことが逆に恐怖を促進させる。
「だったら!」
 回復魔法を使う敵を相手にする場合でも、手段はいくつかある。回復の暇を与えずに斃すか、長期戦に持ち込んで魔法力の枯渇を狙うということもできる。魔法そのものを封じるという方法もあるが、生憎とイサは沈黙呪文(マホトーン)の類を使うことができない。
 ならば、最も短絡的な手段を取るしかない。
 即ち、回復の暇を与えずに行動不能まで追い込むまで。
「『風襲・連空爆』!!」
 風の爆風により、ネルズァが吹き飛ばされる。そこから更に連続した風の爆発が巻き起こり、態勢は大幅に崩れた。
 その隙を狙って、イサが飛び込む。
 先ほどは最後の一撃で様子を見たが、今度は違う。やりすぎとも言えるくらいにありったけの技を叩きこむつもりだった。
「冷気よ」
 風の爆発を受けるがままだったネルズァが、ぽつりと呟いた。
 その一言で、全体の空気が変わる。
「え!?」
 ネルズァが青白い光を放ったかと思うと、彼の周囲に氷の刃が出現した。数えきれないほどの氷刃の矛先は、もちろんイサである。
究極の死氷牙刃(マヒャデドス・ムグル)=v
 イサが攻撃を仕掛けるより先に、ネルズァの魔法が発動した。
「なっ?!」
 巨大な氷が刃となり、イサに降り注ぐ。
 襲い掛かる氷の刃は、避けるという考えも愚かしいほどの量と速度で迫った。
「っ!!」
 飛龍の風爪から防風壁を発動させるが、その意味も無きに等しい。炎や吹雪などならば風で弾き飛ばせるだろうが、氷のような質量を持った物体を防ぐのには適していないのだ。
 だからといって何もしなければ、それこそ愚かだ。
「『鎧風纏』!」
 風の鎧を纏う防御の技を使い、少しでもダメージを軽減しようとする。
 襲い掛かった氷の刃は容赦なくイサの肌を裂き、当たらずともその冷気は身体を痺れさせるほどである。
 ネルズァの放った氷刃が全て過ぎ去った後は、意識が朦朧としていた。
「逆転したな」
 ついさっきまで、血だらけの状態になっていたネルズァに対して、それと同じくらい――もしくはそれ以上の深手を負ったイサ。
 ただの一撃で、致命傷だった。
「そん……な」
 氷魔将軍の名を冠するネルズァが、ヒャド系統の呪文を使ってくることは想定していた。だが、最上位に位置する極大冷気呪文(マヒャド)を超える究極の呪文は予想外である。
 しかも、『ムグル』の名を持つ呪文まで出てくるとは思いにも寄らなかった。
 ホイミンから聞いた事がある、『ムグル』。魔物の言語としては、人間の言葉にすることはできず、意味合いはイサの『真極』に近いものらしい。かつてエシルリムで『ムグル』の名を持つ魔法を見たが、通常のものより更なる力を秘めていた。それは今まさにネルズァが放ったものも同じ事が言える。
 一度だけの魔法で、イサを戦闘不能にまで追い込むには充分だったのである。
 がくりとその場に膝をついてしまう。
 もしホイミンが行動可能ならばすかさず回復魔法が飛んでくるところだが、未だに氷漬けの呪縛から解放されていない。もしかしたら、それを想定して真っ先にホイミンとしびおの動きを封じたのだろうか。
 回復魔法を使えるだけに、その使い手が仲間にいる事の重大さを熟知しているのだから、それも当然か。
 風神石で強化した技の連撃を受けても平然としており、ただ一度の攻撃でここまで差をつける。相性の問題があったとしても、ネルズァが強いのは事実だ。
「どう、して……?」
 イサは正直なところ、ネルズァになら打ち勝てると心の片隅で思っていた。
 勇者ロベルの伝説。そこで語り継がれる話の中で、ネルズァは最も初期に斃された死魔将軍なのだ。それも、まだ勇者としての力を引き出していないロベルと、『剣神』としての力を持っていないディングの二人に。
 まだ英雄四戦士が四人ではない時代に斃された魔物だ。後に出てくる他の死魔将軍は、四人がかりで斃すことができている。当然、その事実がそのまま実力差になるはずだった。
 だからこそ、そのネルズァならばと思っていたのだ。
「貴様が考えているような事があったからだ」
 ネルズァの昏い瞳に怒りの色が混じる。それは、狂気とも言える色だ。
「私は死魔将軍としての恥であった。勇者の力を持たないロベルに敗れ、だからこそ私は願った。強くなりたい、と」
 願うだけで簡単に強くなれるわけがない。こうして力を得ているのだから、その意思の強さは、生半可ではなかったのだろう。
「願い続けたのだよ。死魔将軍の誰よりも強くなりたいと。心の底から。何度も。強く。強く。強く、と」
 狂気にも似た、強さへの執着心。それが、今のネルズァを作り上げた。『ムグル』の名がつく魔法を操ることができるほどの強さを手に入れたのだ。
 フォルリードは憎しみで、ガーディアノリスは忠誠心で、マジュエルは自身の願望の為に。人間として生まれ変わり、それぞれの願いを強く願うことで能力を上げていった。
 ネルズァは、純粋な強さだけを求めたのだ。
 それは勇者ロベル達が斃した魔王ジャルートがかつて願った事と同じだ。それならば、それと同等まではいかずとも限りなく近い力を得たということになる。
「……っ」
 イサはネルズァに片手で首を鷲掴みにされて持ち上げられた。
 深手を負った上に呼吸が上手くいかず、離れさせようとしても上手く身体に力が入らない。部屋の冷気が、イサの身体を蝕んでいるのだ。
 ネルズァの、何も持っていない手に不気味な青白い光が宿る。
 この至近距離から先ほどのような攻撃魔法を放たれたら、それは死に直結する。
「消えろ」
 死の宣告と、ほぼ同時であった。
 その光が放たれるよりも一瞬早く、イサの後方、つまり今先ほど通ってきた場所から爆音とともに衝撃波が迸った。
「っ?!」
 ネルズァが今イサに放とうとしていた魔力が、その衝撃波に向けて撃たれる。
 衝撃波とネルズァの放った魔力がぶつかり合い、激しい音を奏でると共に互いに消失した。
「なんだ、防いだのか。まとめて処理できると思ったのにな」
 残念そうな軽い口調は、意識が朦朧としていたイサの耳にもしっかりと聞こえた。
 その声の主の姿を確認しようとしても、未だにネルズァに持ち上げられている形なので振り向くことができない。だが、振り向くことができずともイサにはこの声に聞き覚えがあった。
 忘れるはずもない。
「貴様――」
 終始表情を変えなかったネルズァに、明らかな動揺と警戒が走り、その顔には蒼白の色を泳がせている。
「死魔将軍というのがどれほどのものかと思っていたが……人間になっていたとはね」
 声の主は飄々としているが、それは絶対の自信の表れでもあるのだろう。その男はネルズァよりも自分が強いということを疑っていない。
 相対しただけでそれを感じってしまったのか、ネルズァの表情が苦いものとなる。
「あんまりのんびりとしていられない。悪いけど、早々に終わらせてもらうよ」
「ちぃっ」
 英雄、ロトル=ディアティス。彼が何故ここに、という疑問が浮かぶより先に、ネルズァはイサの身体を無造作に放り投げ、ロトルに向けて瞬時の集中から魔法を放った。
 先ほどイサを一瞬にして追いやったマヒャデドス・ムグルだ。
「効かないな」
 ロトルが手に持っている剣を一閃させると、巨大な氷の刃は全て消失した。
「僕にこの手の魔法は無意味だよ」
「ならば直接切り刻むまで」
 ネルズァが装着したのは、氷の刃と呼ばれる伝説級の武器だ。剣の一種であるが、装備者の腕に沿うようになっており、格闘武器として扱われている。ネルズァもまた、格闘型だったのだろうか。
「相手をしてあげようじゃないか」
 人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべて、ロトルは剣を構えた。
 挑発に乗ったというわけではないだろうが、ネルズァは地を蹴り、男に真正面から向かって行った。
 その一瞬の出来事を、イサは辛うじて追うことができた。
 ネルズァの俊足もかなりのもので、もしかしたらイサよりも速いのではないだろうか。それほどまでの一撃を、ロトルは軽く受け流したかと思うと連続でネルズァに斬撃を浴びせたのだ。
 突進するような形だったネルズァが、既によろけている。
「終わりだ」
 ロトルが言うと、剣を下し片手を翳す。そこから放電が走り、恐ろしいまでの膨大な魔力が集束されていく。
「――ギガデイン=v
 勇者のみがあつかえる電撃魔法。その上位に位置する魔法を、ロトルはあっさりと放った。
 激しい電撃と、それに伴う爆発。それはこの空間だけではなく、別の空間にも影響を及ぼすほど強大であった。


 ――同刻、岩の紋。
 ガーディアノリスの猛攻が始まる前に、ラグドは地龍の大槍を足もとに突き立てた。だが今からやろうとしていることに対して、相手のほうが一歩だけ速い。
 急所を狙った容赦ない突きが繰り出される前に、大地が不自然に揺れる。その振動に足場が不安定になってしまったせいか、ガーディアノリスの突きは狙いが逸れた。
「(千載一遇の好機!!)」
 地面の岩に亀裂が走り、次の瞬間、鈍い音を立てて砕かれた。


 ――同刻、雷の紋。
 エンは火龍の斧の刃を振り翳したが、そこから動くことができずにいた。
「卑怯な手を使いやがって」
 それでもエンは斧を引く事はしなかった。ここで迷わず振り下ろせば、確実にフォルリードの息の根を止めるだろう。しかし、振り下ろす事が躊躇われる。
 その迷いの数秒が、決定的となった。
 雷の紋の部屋が、轟音に包まれたのだ。


 ――同刻、炎の紋。
 ルイナは、一気に攻め立てれば、勝てるはずだった。
 何事もなければ。
「え――」
 グラリ、と地面が揺れた。
 揺れたと思ったのも一瞬で、炎の紋の壁が轟音に包まれる。
 イオナズンとは全く異なる大爆発。
 それは相手を巻き込み、辛うじてルイナは直撃を避けることができた。
 何が起きたのか、真実はどうでもいい。
 爆煙が舞う中、ある一つの影を探し出す。
 その影を見た瞬間、ほぼ反射的にルイナは水龍の鞭を操った。


 ――同刻、闇の紋。
 魔の王の名を冠する闇が、佇んでいた。
「もうすぐだ……=v
 呟いた言葉を聞く者は、誰もいなかった。


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