-パーティ会場1・主役たちの宴-
参加キャラ:エン(炎水龍具),ルイナ(炎水龍具),イサ(風地神将), ロベル(勇者伝説),????(MCD),???(MCD),???(MCD),??(MCD) |
B,C「ってことで張り切っていこう!!」 エン「ってことってどういうこと……?」 イサ「というか、去年に比べて増えてるような」 B,C「今年はチョイスしたキャラが大勢なので分断したんだ」 ロベル「なんでそんなに」 B,C「いや、ほら、勢いで!」 ルイナ「疲れ、ませんか……」 B,C「そりゃ疲れるだろうなぁ。自分だけは皆と対話するからねぇ」 エン「じゃあオレたちだけにすりゃあよかったのに」 ロベル「全くだ」 エン「…………あれ?」 ロベル「どうした、エン」 エン「なんでロベルがいるの!?」 B,C「え、気付かなかったの?!」 ロベル「ひどいな。僕だって一応、精霊伝説外伝の主役だよ」 ルイナ「いえ、エンの、場合は……」 エン「ロベルって死んだんじゃなかったのかぁぁぁ?」 イサ「本編直結?!」 ロベル「えぇと、あぁ。この通り元気だよ!」 B,C「ロベル……嘘を教えるな」 エン「嘘なのか!」 B,C「まぁほら、楽屋裏みたいなもんだし、皆いるよ。他にも色々」 エン「……変なやつ呼んでないだろな?」 B,C「主役会場には主役しかいないよ」 ????「下らないことで騒ぐな」 ???「まぁ良いじゃない。エンのバカっぷりはいつものことらしいし」 ???「???さん、何気にひどいよね」 ??「あの、えっと……」 イサ「あら、あなた達、いたの?」 ???「最初からね」 ??「あ…………はい」 エン「ちょっと待て、なんか去年より増えてるぞ」 B,C「時間も経てば人も増えるさぁ。だから今年は会場をわけたりとか……」 エン「違う! MCDのキャラだ! しかもここ主役会場だろ? 今度も四人いるのか?」 B,C「いやぁ、バラバラに分断するとややこしくなっちゃうからまとめて管理しておこうかと」 ???「どこぞの保育施設みたいに言うなよ」 ???「ちょっと????! さっきから???ばっかり喋っているわよ! あなたも何か言ったら?」 ????「俺は遠慮しておく」 ??「えと……」 B,C「名前が非公開だと呼ぶのも一苦労だな……」 ??「あの……」 ???「だったら早く名前設定だけでも公開してよぉ」 B,C「たぶん来年まで精霊伝説続くからなぁ。それが終わった一挙公開するよ」 エン「それにお前たちはもともと特別出演みたいなものじゃないか」 イサ「そういえばそうね。タイトルは精霊伝説オールキャラだもん」 ロベル「外伝の主役っていうのも少し肩身がせまいんだけどね」 イサ「ってちょっと待って」 エン「どこで待つんだ?」 イサ「そんなことはどうでもいいの!」 ロベル「どうしたんだい?」 イサ「ラグドは!? 風地神将のもう一人の主人公でしょ、彼は!」 ルイナ「……いま、せんね」 エン「あれ? ホントだ?」 ロベル「彼ならすっぽかしなんて無いんだろうけど……いないね」 B,C「あぁ、ラグドなら他の地域を担当してもらったよ」 イサ「え、なんで?」 B,C「いやぁ、歯止め役がいたほうがいいかなとか思って」 ロベル「騎士団長殿はお忙しいようだね」 B,C「他にも忙しいやつはいると思うんだ」 エン「? 誰だ?」 B,C「そろそろ、来るぞ……」 イサ「来るって……何が?」 ロベル「……ルイナ、感じるかい?」 ルイナ「……はい。何か……迫って、います」 エン「何か迫ってるって……」 B,C「みんな、気をつけろ」 ???「そのみんなってボクたちも入ってるわけ?」 ???「なーんかやな予感」 ??「あ……???さん、嬉しそう…………」 ????「こいつはいつでもそんな感じだ」 B,C「エンとロベルと????と???は気をつけろよ」 エン「え!? オレたちだけ?」 B,C「いや、ルイナとイサと???と??は、色んな意味で気をつけろよ」 イサ「……まさか……」 ドドドドド―――――――。 ロベル「誰かが走ってきてるようだけど……」 サラ「はぁぁい! サーライブ・リカバーことサラ先生のお出ましよぉぉ!!!」 イサ「うわ! やっぱりサラだ!」 エン「え!? なに!? サラダ?! オレはトマトサラダが好きだ!」 イサ「違うわサラよ!」 B,C「ツナサラダが好きだなぁ」 ルイナ「……フルーツサラダ」 ロベル「僕は……」 イサ「のんびりサラダ談義してる場合じゃないの!! サラよ、サ・ラ! サーライブ・リカバー!!」 サラ「あぁんもう、イサ様ったら私の名前をそんなに呼んでくださったら悶々しちゃいますよ」 B,C「なんでそこでお前は悶々するんだ?」 サラ「私の勝手でしょ、それとも何? 新薬試されたいの」 B,C「いや遠慮しとく……」 ロベル「解毒剤とかはルイナが作ってくれるんじゃないのか?」 ルイナ「……頑張り、ます」 エン「だぁぁやめろ! 元の毒がなくなっても副作用がある!」 サラ「ちょっとそこ二人! なんで私の新薬を毒≠ニ決め付けてるの!」 イサ「見た目からして毒でしょ」 ????「同じ小説内のキャラでなくて心底良かった……」 ???「あら、あなたが意見を述べるなんて珍しい」 ????「思ったことを正直に言っているだけだ」 ???「その割には無口だよね」 ????「思うということをあまりしないからな」 ??「あの、でも……」 ???「でも主人公がそんなんでいいわけ? 扱い辛くない?」 B,C「正直、扱いづらいけどキャラ的には好きなんだ」 エン「どんなやつなんだよ……」 ロベル「本編とここじゃ少しキャラが違うってこともあるからねぇ」 サラ「……あ、ああああああ!」 イサ「なに? どうしたのサラ?!」 B,C「そんな奇声をあげてどうした。どうせならそのまま倒れてくれマジに」 サラ「いやぁん! 何この子たち! 精霊伝説内じゃ見たこと無いわよ!」 ???「なに、私と??のこと?」 ??「あの、えと……初めまして……??、です……」 サラ「一見強気な世間知らずな女の子に、内気な妹系少女! 可愛い!」 イサ「え、今のだけでキャラを読み取ったの?!」 ロベル「内気はわかるとして、世間知らずと妹系ってどうやってわかったんだ?」 エン「なぁルイナ……もしかして、お前もあいつと同じ印象を二人に持ってたのか?」 ルイナ「……はい」 B,C「微妙に似通っているよなぁ、サラとルイナって」 エン「オレ、ルイナがルイナでよかった……」 ロベル「僕も、英雄四戦士の仲間たちが彼らでよかったよ」 サラ「なによぉ、私じゃ不満なわけ!?」 エン「えっと、まぁ。かなり」 ロベル「不満というか……恐い」 サラ「そんなこと言ったら、あなた達の女の子貰っちゃうわよ!」 B,C「話がややこしくなるからやめてくれ」 ロベル「女の子で思ったんだけど……ティアっているの?」 エン「誰だそれ?」 イサ「あぁ、確か精霊伝説外伝の第一章にだけ登場した……」 ???「ロベルを慕っていた女性だね」 ???「亡骸は第二章にも出てけど」 ????「それは登場とは言わないだろう」 エン「なんでオレより詳しいんだ……」 ???「出番がないから暇なの」 B,C「んー。ティアねぇ、今回はどこにも呼んでないよ」 ロベル「そうか……」 B,C「キャラを明確にするには短すぎたからなぁ」 サラ「ねぇそんなことよりルーちゃんとイサ様とこの二人貰っていい?」 エン「ルーちゃんて……ルイナのことか?」 ルイナ「……」 ???「あれぇ、どうしたのルイナさん?」 サラ「もしかして私の魅力に惹かれたの? いいわ、どーんと胸に飛び込んできて!」 B,C「あぁ、そういやルイナってサラの著書のファンだったもんなぁ」 エン「えぇ!? そうだったのか?」 B,C「ほら、大会の章で図書館から借りていた本があっただろ」 エン「えぇと呪文がどうのこうの……」 B,C「違う、その後!」 イサ「もしかして『世界の薬』とか『誰でもできる!薬の調合(上)(下)』、あと『幻の調合法』?」 エン「ああ、そんなのあったな」 ロベル「あの図書館でそんなもの借りていたのか……」 サラ「まぁ! 私の本の読者だったのね」 エン「なんつーか、こう……嫌な運命だな」 サラ「失礼ね。美しい運命じゃない! あなたも薬剤師なのね」 ルイナ「一応……」 サラ「じゃあ決定! 私と調合薬対決よ!」 エン「やめろ!」 イサ「やめて!」 ロベル「どんな対決なんだい……?」 B,C「ロベル、変な口出しするな。被験者は俺達だぞ……」 ???「もしかしてボクたちも被験者になるわけ?」 ????「……」 サラ「ほら、よく言うじゃない。薬剤師、二人集まれば世界が変わる、って」 エン「地獄にでも変える気か?」 B,C「地獄ですめばいいけどな」 イサ「あ、でも私は新薬実験台にはならないのよね」 B,C「サラが投薬するのは男性陣だけだもんなぁ」 サラ「イサ様には媚薬を用意してますよ。私相手限定にぽ〜っとするような」 イサ「変な薬作らないで……!」 サラ「良いじゃないですかー。きっと気持ち良いですよ」 エン「なぁ……今のうちに逃げていい?」 ロベル「ていうか、なんで彼女はここにいるんだい?」 B,C「聞くな……」 ???「あんたが連れ出してきたんだろ」 B,C「俺じゃネェー。勝手に会場飛び出してこっちに出てきたんだ」 ???「歯止め役の子は?」 B,C「ムーナのこと? たぶん、他の会場でぶっ倒れてる」 エン「だめじゃねぇか……」 ルイナ「……エン」 エン「ん? どうし――」 ――(間)―― エン「だぁぁ! 何飲ませた!?」 ルイナ「薬剤対決、受けて、立ちます」 エン「勝手に受けるなぁぁ!」 ロベル「ところで……ルールは?」 サラ「たくさん実験結果を割り出せた方の勝ちに決まっているでしょ」 ???「えぇとボクらにも被害がありそうなんだけど……」 サラ「別小説のキャラに勇者の身体! 面白いデータが取れそうだわ!」 B,C「しかし残念だ。そろそろ時間切れなんだよねぇ」 イサ「タイム制限とかあったの?」 B,C「そうでもしないとサラの毒牙とルイナの妙薬で全滅してしまうだろ」 エン「ちょ……オレだけ、か、よ……あぁ、身体が、痺れ……る……」 ????「痺れるだけならいいがな」 ロベル「エン……君、犬の尻尾が生えてるよ」 エン「はぁ!? な、なんで……?!」 ??「あの……」 ???「そういえばあなた、一回だけ犬になったじゃない」 サラ「へぇ、面白いわね。じゃあこれを投薬するとどうなるのかしら」 イサ「なにそれ?」 サラ「猫化の薬です。本当はイサ様にでもつけて猫耳萌えにしたかったのですが」 B,C「萌えって……お前なぁ……」 ルイナ「試して、みましょう」 エン「だぁぁ! や、やめろぉ!」 サラ「大丈夫、正確に薬が回るよう、注射にしてあげるわ」 エン「どこが大丈夫なんだ!?」 ロベル「あぁ、確か注射投げの名手だったね」 ???「私も見た〜い!」 イサ「あれは凄かったわ……」 ???「勝手にやれば?」 エン「だ、誰か助けろぉ……」 B,C「歯止め役がいないからなぁ」 エン「ひでぇ……」 ―――(間)――― サラ「きゃ!」 イサ「どうしたの?」 サラ「注射、投げる前に壊れちゃいましたぁ……」 ロベル「あれ、本当だ……。これは、斬撃による破壊だね」 ???「わかるの?」 ロベル「これでも剣を扱う身だからね。まぁ親友には勝てないけど」 ???「……????、あなたでしょ?」 ????「あぁ……」 B,C「お前素早いなぁ……」 ロベル「そうか、君が一瞬で斬り崩したのか」 イサ「凄い……」 ???「ていうかよく剣で注射器壊せたね」 B,C「細かいことは無視しろ」 ??「あ……」 ???「それで、どうしたのいきなり」 ????「時間切れと言ったのはそいつだろう」 B,C「あぁ、うん、確かに言った」 ????「早く終われるようにしてやっただけだ」 ???「あなた、早く帰りたいだけでしょ」 ????「ふん」 B,C「えぇとじゃあ????も不機嫌になってきたのでそろそろこの会場はお開きということで」 イサ「もう終わりなのね……」 サラ「残念……」 ロベル「最後の挨拶は……会場ごとにやるのかい?」 B,C「え? いや、会場ごとで堅苦しく挨拶やるのもあれなんで……」 ???「軽い挨拶だけ?」 B,C「うんにゃ。自分は日記のTOPで最初にやってるから皆がそれぞれ一言を」 ????「聞いてないぞ」 B,C「言ってないからな!」 エン「えぇと、じゃあオレから……」 ロベル「エン、大丈夫かい……?」 エン「ま、まだ大丈夫だ……」 イサ「薬の影響が残っているままで挨拶って……」 B,C「まぁいいや、皆順番にレッツ挨拶!」 エン「リメイクで少しだけ新しくなったオレたちの物語ともども……」 ルイナ「これからも、よろしくお願い、します……」 イサ「今はまだ冒険の途中だけど、精一杯頑張るからね!」 ロベル「魂は常に共に在る。別れがあっても、そのことを忘れちゃいけないよ」 ????「…………」 ???「ちゃんと挨拶しなさいよ」 ???「ボクたちもするわけ?」 ??「えと……」 B,C「せめてなんか一言。これからの意気込みでも」 ???「特に無いなぁ。あえていうなら、ボクたちのこと忘れないでね」 ???「私達の話も楽しみにしておいてね」 ??「あの、えと………頑張りたい……です」 ????「………………死なない程度にな」 B,C「なにが……!?」 サラ「ねぇ、私もしなきゃだめ?」 B,C「あんまりやらせたくないんだけど」 サラ「まぁいいわ。他の会場にも行くし!」 B,C「え、あ、ちょ、マテェェ!」 イサ「行っちゃった……」 B,C「あぁ、もう。まぁいいや、今後ともこの子たちを末永く見てやってください!」 ロベル「なんだか強引な終わり方だな……」 ???「収集がつかなくなったんでしょ」 イサ「ところで……」 エン「きゅぅぅん……」 イサ「……エンが犬になってるわよ、どうするの?」 B,C「……ほっときゃ治るだろ?」 ルイナ「……はい」 ロベル「そんなでいいのか」 エン「くぅぅん……」
パーティ1・完
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