第2話 猛練習!桜木家 アンド ミュージカル部!の巻
あんちゃん(桜木達也)
 マル丸山
一方、夏休み前からレンタルでもう一度見なおした「ひとつ屋根の下」の中の特に印象に残ったセリフをメモリまくり!野島伸司作品の中には「とにかくええっ!」っていうセリフが盛りだくさん!そんな中からさらに台本上に組めるセリフを決めていきました。本当はもっと一杯言わせてみたいセリフあったんですけどね!例えば小雪(酒井法子)・・・「うさぎってさみしいと死んじゃうんだから・・・」とか、和也(いしだ壱世)・・・「失うものがなにもねえ人間より守るものがある人間のほうが本当は強え人間なんじゃねえかってよぅ!!」・・・などなど、まだ20くらいはあるんですけどその中であんちゃんの「そこに愛はあるのかい?」の名セリフはもちろん、小雪役の西脇さんに「同じ血を分けた兄弟だから!」などまだ細かいところに4,5箇所使わせてもらいました。それと設定もある程度同じく持っていきました。そこに小夏、健也という年少の兄弟も交え(あ、ケンケンもいるから9人ね!)桜木家の影の主役 車椅子の少年 文也と下宿人のカップル とおると真樹が加わったストーリーで展開させていきました。とおると真樹 そして五十嵐課長はこちらも鎌田敏夫原作 中村雅俊主演の70年代青春ドラマ「俺たちの旅」からせつないシーンだけを使わせていただきました。守男ちゃんのセリフ「日本経済の将来を背負っていかなければならないエリートなんだ・・・」とかあんちゃんのセリフ「日本経済の将来がなんだよ!そんなものより女のほうが大事じゃねえか!」・・・などは、当時の時代背景、同棲とか安保とかシラケとかそんな時代が見え隠れする泣けるセリフですよね・・・ひと昔前は男が女を捨てて去って行く時代だったんですよね・・・沢田研二という歌手がいましてね、その人の歌のワンフレーズ「ボギー、ボギー、(映画カサブランカのハンフリーボガードの俗名)あんたの時代は良かった・・・男がピカピカのキザでいられた・・・」という歌がはやってたころから女の人が強くなったんかなと今ふと思いました・・・
さてそんな感じで2班練習は9月10月と行なわれていったわけです!間に日曜日や祝日は午前中に練習を重ねおもに全体での荒通しなどでチェックしていきました。今年のメンバーは今までの中で一番練習したんじゃないですかね!週2回の練習はきっちりこなし、日曜日も4回ほどやってますから!私自身嬉しかったのは、10月最後の日曜練習を俺は午前で止めたほうが、みんなにとっていいかな?と思っていたところ、メンバーの方から午後も練習すべきだ!と言ってくれたところが本当嬉しかったんです!おれも正直やりたかったし!昼、寛之と2人でクリハラにラーメンを買いに行き、みんなで食べたのもいい思い出になるでしょうね!荒木先生が「こんなんもたまにはいいなあ・・・」と言っていたのが印象に残っています!
そこに愛はあるのかい?・・・心にダムはあるのかい?・・・ 本番直前となり緊張感がだんだん増してくるイイ雰囲気の稽古場になり、みんなの顔が豊かな表情に変わっていくのが妙にうれしくなり絶対成功させるぞ!という気合が入ってくる!音響、照明班も練習に本格参加。音響チーフは皆川さん、照明チーフは村松くんと必死に台本への書きこみが始まる!感心したのは村松くんの台本。各場面を即開けるように編集してあり、わからないところはその都度きっちり質問してきていた。去年の表くんの台本もきっちりしていたが、村松くんの台本にはかなわない!こういった影のスタッフの一生懸命さもスタートラインの表舞台には見えない伝統が築かれてきているなあと感動しました!
まずは桜木家。文也役の奥野くんが現実の家族もひとつ屋根の下をやっている(大家族)ことを聞いてびっくり!でも率直に彼の優しさはその辺のことがにじみ出てくるのかなと納得・・・前半のヤマの文也のスケッチブックを破くシーン・・・チューリップの「青春の影」が流れるとこでは、今回5ステージとも泣こうと決めていました!しかし!最後の城北夜公演だけは雨に見舞われ、全力でマイク前に声を吐き出すことだけしか出来ず泣けなかったのがくやしい俺の未熟さでありました。それとなんとか奥野くんを泣かせて見ようと必死に投げかけたんですが、城は落ちませんでした!!!それもくやしかったです!でもシーンラストで兄弟みんなで「クシシシ・・・」をやるところ…ジーンと来ましたね!なんかつながったような気したもんね!!!さあそして課長 守男ちゃんがだんだんテンションをあげた役作りを見せてきて、ムカつくエリートサラリーマンぶりを発揮!俺も鋭い視線をとおる役の小堺くんに投げかける!小堺くんも最初こそ遠慮していたが、徐々に冷酷な視線を見せ始める。芝居上、2人が冷たい人間味を出せれば出せるほど、真樹ちゃんの悲しさ、あんちゃんの純粋さ、桜木家のせつなさが見え隠れし始める・・・それだけに小堺くんには本番は容赦無く攻めました!心に少しでもキズつけようと!もちろん守男ちゃんにも!このお2人には正直申し訳無いなあと自責の念にかられながら・・・変な話、反省としては今回「悪役を作らない」という自分の中でのスタートラインの鉄則を開拓したつもりではあったんですが、やっぱり来年からはその鉄則を守ろうと思ってます・・・星野先生が「アンケートに真樹ちゃんがカワいそう過ぎる・・・」というのがあったのでせつながってたこともありましたし、おれの仲間内で見に来た人も「あそこはクサくても真樹ととおるがヨリを戻して欲しかったんだわ・・・」なんて感想もあったりで・・・やっぱり青少年演劇集団スタートラインには本物の悪役は要らないんじゃないですかね?みなさんはどう思いますか?・・・・
「誕生!桜木文也画伯!」の横断幕が無い!!速攻で新規作成!
絶妙なチームワークで
楽屋裏で取り組む6thメンバー
一方ミュージカル部はダンス曲が合計6曲とこれまた最多!しかもタップあり、ラインダンス、ヒップホップあり!ミュージカル映画の名作中の名作「サウンド・オブ・ミュージック」の代表的ナンバー DO・RE・MI・・のコーラスもやっちゃう!そしてとっておきのこれまたいつか俺自身やってみたいなあと思っていた映画「コーラスライン」のラストに流れ出るミュージカルナンバーの決定番「one」!シルクハットで全員が踊り出すあの名場面をなんとかスタートラインでやってみたい!ビデオを何回もリピートし、振りをコピー!長崎屋100円ショップに念願のカウボーイハットを発見!!即GET!振り付け初日に出来あがった前半の振りを見たときは、ジーンとくるものを超えて鳥肌モンでした!「かっこいい〜!」これをもっと完璧にしてお客さんに見せたい!!!今まで振りつけた踊りのなかで1番気に入った振りですね!!!この「ONE」は!!今回のミュージカル部の劇中劇に使われてるSEは全て名作映画のサントラです!「禁じられた遊び」や「サウンド・オブ・サイレンス」や前に言った「雨にぬれても」「ONE」「DO・RE・MI」他のシーンで使用したブルースブラザースの「監獄ロック」などなど!オールド映画ファンにとってはこのうえない名曲をあえて使ってみました!付け加えてウルフルズの「明日があるさ!」も今年の上半期の代表的なヒット曲でしたね!ップは最後の公演あたりからそろった音になりはじめましたよね!あれはきっとみんなの気持ちがそれこそクサイ言葉でいうところの「ひとつになった」からじゃあないですかね!「城北ミュージカル部 ここにあり!」みたいな・・・本当にある部活動の大会に出場してるんだ!みたいな劇中劇の現実感みたいな・・・・
城北公演舞台セット用の恒例の垂れ幕を今年は「そこに愛はあるのかィ!」の文句に決めて作成!小道具も出揃い、いよいよ11月3日の初日を待つ体制となりました!正直エンディングの練習は最終日曜でほぼ完成といった状態なので、練習不足は否めない状況でしたが、あとは本番を経てみんなが作り上げて行くことに期待しました!ラストシーンはノリでできるような芝居でもあったので・・・!でも城北トニセンの出方がまさか、いやし系ラブソングに発展するとは予想してなかったです!でもあれは良かったね!!武田くんがサカモトちゃんやるとも思いもよらんかったし!小堺くんも悪役だけじゃなくなったしね!さあ!準備万全!・・・とは言えなかったけどやっちゃえ!ってノリで稽古最終日を打ち上げ。最後の日は9時50分ごろまで教室でなんかやってましたね。そして待ちに待った本番初日を迎えるスタートライン6thでありました!!

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