C−3 「観念的理想主義」

      「観念的理想主義」というのは、無批判に現実より理想を優先させる癖と言
     ってもよく、あるいは、条件反射的に事実よりも観念を優先させてしまう癖と言
     ってもいいでしょう。そういったことが全部悪いというのではありませんが、日常
     生活のなかでいつもそういうことをしていたのでは、好ましくないということです。
     神経質の人は先天的に強い欲求をもっていますので、それが合理的思考の
     癖と一緒になって、そういう傾向を助長しているところがあると思います。 その
     辺のところをよく反省して、「事実に基づいたものの考え方」をするように改め
     ていく必要があります。 観念的理想主義が、「かくあるべし」という誤った認識
     を作りだす原因にもなっているわけです。 そういった傾向は一朝一夕で直る
     という簡単なものではありませんので、粘り強く取りくんでいかねばならないと
     思います。