*ぼくのへやへようこそ*
─おまけ─
その頃の、会議室の皆さん。
「…ねぇ、そろそろ運行開始できそうだって、呼びに行って来てよ」
「武蔵野と京葉?」
「そう、誰か」
「でもなぁ…なんか気まずいトコ遭遇しちゃったらイヤだし」
「…俺はオマエのその想像の方がイヤだ」
「案外、ロマンティックに盛り上がってたり」
「まっさか!」
「あの2人でソレはないだろー?」
「オマエまだ絶賛運休中だろー、行ってコイよ、埼京」
「だって!こないだだってうっかりココのドアノックせずに開けたら、宇都宮が高崎に乗っかってたんだよ!超気まずいっての!」
「あれはあいつが“肩もんでやる”とかウソついて首絞めてきやがっただけだ!まぎらわしい証言すんな!」
「そうだよ、別に挿れてたワケでもなし」
「うっつのみやぁああああああああッ!!!」
その頃の、夢の国のお2人。
「今度はねー、お花の香りのお茶、どう?」
「うん、うまい」
「キンモクセイだよー」
「あーあの、駅のトイレの匂いな。好きなんだ、オレ」
「良かったー♪」
──まことに、ロマンティック。