RICE療法 |
捻挫や打撲などは、急性期の段階では皮下の軟部組織の損傷による出血のため
時間の経過とともに腫れが出てきます。 骨折などではすぐに腫れが出てくる傾向にありますが、捻挫などは後から腫れが強くなるため、一刻も早くそれに対する処置が必要となります。 そこでオススメなのが、RICE療法です。 どういったものかといいますと 1:Rest(安静) …ケガをした際は、まず安静を保つことが肝心です。 特に捻挫の場合、すぐに症状が現れない時があるため、そのまま運動を続けてしまいがちですが、運動などはすぐに中止することをお勧めします。 2:Ice(冷却) …ケガをしてから3~6時間で腫れがピークに達します。 その前に冷水や氷水などで患部を冷やすことにより、腫れを最小限に食い止めることができます。 凍傷にならない程度に冷やしましょう。 3:Compress(圧迫) …患部に副子をあて包帯やさらしなどで固定し、適度な圧迫をすることで患部の安定を図ります。 それにより患部の動揺がなくなり痛みの軽減に繋がります。 ただ、きつく絞めすぎると腫れが出てきた際に圧迫されすぎることがあるので、痺れが出たりするよう でしたら少し緩めて下さい。 4:Elevation(挙上) …患部を心臓よりも高い位置に保つようにして下さい。 これも腫れを少なくするための方法です。 手などの場合は三角巾で手を吊ったり、足などでは仰向けに寝て足元を少し高くして下さい。 これらを実行して頂くことにより、腫れを最小限することができます。 腫れが少なければ少ないほど、治癒までの期間を短くすることができます。 急なときは是非、実行してください。 腫れを少なくする上で、もう一つ重要なことは2~3日は入浴とお酒を控えることです。 |