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まえがき
Macを使うようになってかれこれ15年になるが、ビデオの編集をするようになったのはここ数年のこと。
機材が安くなり、マシンの性能が実用的なレベルに来て、ようやく我が家でも動画を扱えるようになった。
「実用的なレベル」というのは、個人向けの廉価なマシンでも十分な速さで作業ができる、という意味である。
それ以前にもMacには高度な映像編集のできる環境が用意されてはいたものの
とても高価で非常に大きなマシンパワーを要求するものばかりで、手が出せなかった。
ごく限られたプロ向けのマシンでのみ実用的な速さが出るのであれば、まるで意味がない。
あともう一つ理由があるとすれば、テレビのデジタル化が進んでいることと
長年保存してきたビデオテープをDVDに焼き直す必要に迫られたこと。
テレビがアナログだろうがデジタルだろうが、そんなものは役人が決めた勝手な都合で
僕の知ったことではない。
そもそもハイビジョンなどはよほどの大画面でなければその恩恵を体感できないのだ。
この先必要になるのは、幅広い素材を取り込み、幅広い用途に出力できる柔軟な設備ではないかと思った。
この先数年間は微妙な時期が続くと読んだ僕は、Macで映像を編集するための
汎用的で最適な手順を探ることにした。
同時に、従来のアナログビデオの信号を出力するデジタルチューナーやレコーダーの調達を始めた。
それが数年前のことである。