Minolta SRT101/SR505

 具体的な諸元は不明。
 購入時期は1970年頃。

 相方の実家から譲り受けた、機械式一眼。
 正確に言うと、相方の父の形見の品である。

 相方の父が亡くなって10年、実家の物置き部屋で
 デッドストック状態になって発見された、極上の美品だ。
 もちろん各部の動作は完璧、カビはおろかメッキのはがれもない。
 露出計の精度も十分でリバーサルフィルムの使用も安心だ。
 付属の35ミリは絞りに油が染みて動かなかったが、分解して洗浄すると
 元通りになった。
 階調豊富で暗部の潰れにくい、現代においても非常に優れたレンズだ。

 欠点と言えば、少し重いこと。
 現在の小型・軽量な一眼に慣れた身には違和感を覚えるが、機械式の
 独特な感触がそれを忘れさせる。

 モノクロのフィルムを詰めて、これ一台で街へ出掛けるのも、また新鮮だ。


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