Canon EOS850


 1988年発売。
 僕が初めて購入したAF一眼レフである。
 EOSシリーズの中でも850は特異な存在で
 プログラムAE専用機として設計されており
 露出補正もモード選択も何もできない、困ったカメラであった。
 しかも購入後にAEが狂っている事が判明、シャッターユニットを
 交換した思い出がある。

 露出計はEOS630と同じものを搭載しているので
 ネガカラーでのスナップ用に使うなら申し分のない性能と言えるが
 発売当時すでに買う価値はなかったと言える。

 一眼レフでありながら全自動しか選択肢がないという
 非常に困った設計であり、これで写真を思い通りに撮ろうとするのは
 もはや変態的な行為としか思えない。
 何を考えて設計したのか理解に苦しむカメラである。



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