Canon AL-1

 
1982年3月発売。
 絞り優先AEとフォーカスエイドを搭載した
 キヤノンお得意の先進技術が試された一眼レフ。

 このカメラに搭載されているピント確認機構には
 当時としては非常に珍しい「コントラスト法」が採用されている。
 オートフォーカスの基礎技術を試そうとした痕跡らしい。

 現在の一眼レフのAF機構は主に位相差検出式が採用されているが
 この当時は何種類かの方法が各社により実験されていた。
 電源には初めて乾電池が採用され、意欲的な試みが
 随所に見られる一方、電池室の蓋がすぐ壊れるなど
 普段使いに適さない問題が散見される。

 性能的には大したことはなく、これといって長所も
 ないので最初に買う一台としてはお勧めできない。

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