彼らがTHE RESIDENTSと名乗るようになって初めての作品がこの『MEET THE RESIDENTS』。
レジデンツと言えばサンフランシスコというイメージが強いが、このアルバム・ジャケットに書かれた
「North Louisiana's Phenomenal Pop Combo」
が示すよう、彼らの音楽活動は実はルイジアナでスタートしている。
それにしても大胆不敵なこのジャケット。
ビートルズのジャケットをパロったものは数多くともイタズラ書きというのは例が無いのでは?
インディペンデントならではの彼らのOK基準だったのであろうか。
この記念すべきファースト・アルバムは1000枚がプレスされ、一部はレコードショップにも並んだ。
ところがマスタリングのミスからか、音はモノラルで音圧が低く、音量を上げると耳障りなスクラッチ・ノイズも一緒に聴くハメになる。
それでもこのファースト・プレスは、今では中古市場でプレミア付きで取引されるレア・アイテムとなっている。
▲左下がファースト・プレス。右下が1977年 Ralphからの再発盤。右上が1988年TORSO からの再発盤。左上が2003年Euro Ralph からの再発盤。
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▲左上Euro Ralph盤は500枚限定のクリア・ グリーン・ビニル。 右下Ralph盤も500枚限定のホワイト・ビニル。 .
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▲Euro Ralph盤だけは、裏ジャケットのエビと ヒトデが、イラストから写真に差し替えられて いる。
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▲1985年には13年記念としてピクチャー盤も 制作された。 .
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▲Euro Ralph盤はゲートフォールド・ジャケットになっており、500枚限定のクリア・グリーン・ビニル
と通常の黒盤が存在。 音質を意識したのか重量盤である。
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▲「FILE」マガジンの付録用として、『MEET THE RESIDENTS SAMPLER』という8インチの
ソノシートも制作された。 『MEET THE RESIDENTS』の曲がダイジェストで収録されている。
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ハヤブサ・ランディングスよりレジデンツのアルバムが、ファースト・プレス仕様にこだわった
ミニチュア紙ジャケットCDとして登場!2009年12月9日リリース。 制作にあたっては、筆者のコレクションを資料提供し協力させて頂いた。 (写真は、LPと紙ジャケCDの記念撮影) http://www.hayabusa-landings.com/label/birdsong/
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