出雲大社へ

古事記をみていて、先に進む前に、この流れでどうしても行ってみたい場所がもう一つあった。
それが出雲大社である。

黄泉比良坂(よもつひらさか)-出雲の奥深くにある「あの世」と「現世」をつなぐ場所。
検索したら本当にあったが、そこは怖いのでやめておいた。

「死んだらどうなるのか」この疑問は科学が発達した現代もなお、謎である。
タロットにも「死神」のカードがある。ただ、タロットの「死神」には「再生」の意味もあり、必ずしも悪いカードではない。
死んでしまったイザナミに逢いたくて黄泉比良坂を訪れたイザナギ。
だが、そこにいたのは変わり果てたイザナミだった。

古事記から何百年の後、松江では小泉八雲が怪談を著した。
島根のお隣、鳥取県境港で育った水木しげるは鬼太郎を生み出した。

前置きが長くなったが、そんな出雲にある出雲大社。
このイザナギの子供が伊勢に祀られているアマテラスで、その弟がスサノオ、スサノオの子孫が出雲大社に祀られているオオクニヌシである。(敬称略)オオクニヌシは奈良の大神神社とも深いつながりがある。

そんな訳で私は2/3と4、島根県に行ってきた。連日、寒波や雪のニュースが流れていたが、航空券を早割りでとってしまったのでキャンセルができない。飛行機が飛ぶようにそれこそ毎日、神に祈っていた。
かなり寒いが無事に辿り着いた。出雲大社は縁結びの神様として名高い。


出雲大社では10月を神在月と呼ぶ。他の地方では神無月と呼ぶ。これは神様がお留守だからだが、その外出先がここ、出雲大社なのである。全国の神様たちが集まって会議を開くのだ。会議で話し合われるのは主に縁結びについて。下の写真左の後ろの方に写っているのがその時に神様たちが泊まる十九社。神様たちがわいわい集まっている姿を想像するとかなりおもしろい。

また、平安時代の口遊(くちずさみ)という本に、雲太、和二、京三という言葉がある。これはその当時の最も大きい建物の順番。1位が出雲大社、2位が東大寺大仏殿、3位が平安京大極殿。当時の出雲大社は今よりもさらに大きく、高さが48mくらいあったという説もある。当時の人たちはさぞかし度肝を抜かれたことであろう。

パワースポット3:出雲大社
http://www.izumooyashiro.or.jp/

今回は宿泊も「神の湯」。奈良時代に編纂された「出雲国風土記」にも登場する「玉造温泉」にした。玉造の玉は「勾玉」の玉。勾玉職人たちも疲れを癒していたであろう?神の湯。女性に優しい美肌の泉質であることから「姫神の湯」とも呼ばれている。

雪に包まれ、温泉でほっこりし、鉄道マニアの人には有名であろう宍道湖沿いを走る小さな電車にも乗った。お天気と時期のせいか、人も少なめで、静寂に包まれていた今回の旅。あとから振り返ると夢だったような気さえしてくるそんな旅だった。

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