「あー、何だか、気が重い……」
「珍しいじゃない。どうかした?」
「ほら、あたしの心って、愛とか夢とか希望とか勇気とか慈悲とか情熱とか、そーゆーいろんなものが詰まってできてるからさぁ、必然的に重くなっちゃうのよ」
「…………。ふーん」
「もちろん、人としての器は大きいんだけど、その器にも収まりきらなくなっちゃったみたいでねぇ。愛とか、溢れちゃってさ」
「…………。ふーん」
「馬鹿にしてるでしょ?」
「まぁ、アレよね。愛とか夢なんて、持ってても、つらいだけだもんね」
「そうなんだよねぇ」
「でも、なければないで、またつらいのよね」
「そう、なんだよ、ね」
「だから、なかなか捨てられなくてね」
「……そうなん……だよ……ね。うん」
「捨てられたら、どんなに楽か」
「…………、うん、ほんとに」
「『生きる』って、大変だよね」
「…………」
「…………」
「おまっ、お前! あたしを泣かそうとしてんのか!」
「人聞きが悪いなぁ。あんたが苦労してるみたいだから、思いやってあげてんじゃないの」
「…………」
「これも愛よ、愛。捨てられたら、どんなに楽か」
「こっ、この女!」
「女の子の体は、愛と夢と希望とスイーツでできてるんだからね!」
とか、ネタとして、よく使います。
案の定、よく怒られます。
「いや、まぁ、恋なんて、馬鹿がすることですわ」
とか、地元の駄目人間達とよく語り合います。
多少、賛同を得られます。
かと思いきや、
『恋なんて、馬鹿がすることだけれども、
それなら、私は馬鹿の代表として、
あなたに恋をしていたい』
とか、2006年2月(当時高3)のネタ帳に書いてあったりします。
我ながら、恥ずかしいです。
まぁ、そんなアレコレです。
ほんと、捨てられない荷物が多過ぎて、困ったものですよ。
だがしかし、それが青春! それが乙女! いやっほーぃ!