「親戚の人達が来たのね、うちに」
「うん」
「その中に、七歳くらいかな? 小学生の女の子もいたんだけど、その子がさ、言うのよ」
「うん」
「『おねえちゃんはヨージタイケイだから、ショーガイドクシンだね』って」
「あはははは」
「しかも、満面の笑みで」
「いやぁ、なかなか面白いこと言うわね、その子」
「『ショーガイドクシンだね』って」
「うん、当たってるじゃない」
「なっ、おまっ、あの、あのなぁ、そーゆーシュミの人も世の中にはたくさ――。って、それはどうでもいいんだ、うん」
「子供は正直だからねぇ」
「どうせなら、もっと役に立つ言葉を覚えなさいってーのよ」
「嘘なんて、言えないのよねぇ」
「『高嶺の花』とか、『独身貴族』とか――」
「『遠慮会釈』とか、『情け容赦』とかもねぇ」
「ったく、最近の子は、本当にませてて困るわ」
「しかも、見たまんまを口にしちゃうもんねぇ」
「自分こそ、本物の幼児体型のくせに!」
「あぁ、結局、悔しいだけなんだ」
「悪いか! 悔しくて悪いかっ! 幼児体型で悪いかっ!」
「あはははは。まぁ、それが人情ってもんよね」
「ね! そうよね! あんただけよぉ、わかってくれんのはさぁ」
「あはははは」
何かを書く時、普段でしたら、内容の方が先に思い浮かぶのですよ。
で、それを完成させた後に、己のネーミングセンスのなさに絶望する、と。
そんな僕にしては珍しく、今回はタイトルから作った作品です。
当時のネタ帳を見返したところ、『無邪気に勝る邪気はなし』としか書かれていないので、詳しい経緯はわからないのですけども、まぁ、昔から、幼子には泣かされてきたからなぁ。
強いんですよ、彼ら。
恐いんですよ、彼ら。
容赦ないんですよ、彼ら。
苦手なんですよ、彼ら。
いや、まぁ、好きですけど。可愛いんで。
好きなのに、苦手。苦手なのに、好き……。
あれ? これって……、恋?(ロリショタロリショタ!)
どうせなら、デブショタに泣かされたいものですよね☆
あっ、泣かせてみるのもよいかも知れません。
さぁ、法に触れるか触れないかの、どっきどきチキンレースDAZE!(いや、当サイトは犯罪の助長を目的とするサイトでは断じてありませんありませんったらって僕が言っても説得力がないですかそーですか)(いや、でも、犯罪は駄目ですよ?)