Q&A-7 |
Q: 初めまして。私は今年になって占星学の通信講座を受講しだした、 限りなく初心者です。 ソフトはウインドウズ版の占星ソフトを使用しています。 そこで質問なのですが、基本的にはプログレスのムーンのリーディングは、 ネータルチャートのハウスとリンクさせて判断するものだと認識しています。 しかし、三重円の中のプログレスにも独自のアセンがあります。 従って、ネータルとプログレスでのムーンの入宮するハウスは異なってきます。 私個人でいえば、ネータルでのハウスより、 プログレスのハウスに入宮するムーンの方が現状と符合しているように思えます。 この件で他の方にも質問してみたのですが、色んな説があって、 その人は両方でリーディングしているとのことでした。 ちなみに、経過円の方にも独自のアセンがありますが、 これはそれ程気にする必要はないのでしょうか? A: 結論から先にいうと、 ●先ず、プログレスのアセンダント及び、ハウスカスプやハウスですが、 重要とは考えません。 プログレスのMCは注目して読んでいきます。 何故かという理由は、実習占星学入門157ページと、演習91ページ、 応用159ページにに詳しい記述があるので、そちらをご覧下さい。 ●従って、プログレスの月が、プログレスさせたハウスの、 どの部分に入居しているかということは、重要視しません。 ただし、人によっては、(例えば、質問者の場合などのように) ハウスを考慮に入れてチャートを読んだ方が、 適切に判断できる場合も否定できません。 とはいうものの、一般的にはその手法は当てはまらない場合が多いでしょう。 ●次に、トランジットのアセンダントですが、 特殊なリーディングの際に考えに入れる場合があります。 例えば、アセンダントは物事の始まりなので、 「出会い頭の事故」などの場合、 事故の瞬間のアセンダントが ネイタルのハーフサムの事故関連の軸を刺激していることがあります。 ●ホロスコープの三重円ですが、 ポピュラーな形としては、 一番内側にネイタルチャートを描き、 ハウスカスプはそのまま外側にのばしていき、 中円、外円もそのまま貫くように書きます。 プログレス、トランジットのMC、アセンダントは、 ポイントとしてのみ書き込みます。 ネイタル、プログレス、トランジットの各円のそれぞれを、 独自のハウスカスプで区切っている形で作成すると、 混乱してしまう可能性があります。 ご質問をお待ちしております。 |