石川源晃先生をしのぶ会報告 曽田根

去る827()新宿のホテルにて「しのぶ会」が催されました。

当日は予想を上回る多数の方々にご列席いただき、関係者一同感激の気持ちでいっぱいでした。心より御礼申し上げます。

予定していた人数を上回ったため、机が足らずに椅子のみという方もいらっしゃいまして、大変失礼いたしました。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。

お天気のほうは心配していたほど気温も上がらず、残暑も一服といった感じで雨も降らず、お出かけにはまずまずといったところでしょうか。(とはいえ、都心の蒸し暑さには変わりませんが)

式次第としては、はじめに石川先生の薫陶を受けた<石川源晃アストロサークル>の
人のメンバーによるレクチャーがあり、そのあとで懇親会に移りました。

レクチャーは、

まず名古屋および栄教室で講座を受け持つ、金子雅子先生による
<石川先生の地震の研究とマンデーン・チャート>でしたが、
まずは石川先生と出会った当時のこと、先生の
AFAAAにおける功績や、AFA大会にご一緒にいらしたときの様子など、とても興味深いお話をしてくださいました。

次に、今話題になっている冥王星問題のお話になりました。
冥王星が惑星から矮惑星になってもなんら代わりがないということを理論的に説明してくださいましたが、タイムリーな話題なので、皆さん熱心に聴いていらっしゃいました。

地震とマンデーン・チャートでは、惑星だけでなく恒星にも研究の目を向けていらっしゃるそうで、非常に参考になるお話でした。

次は、当サイトを運営するエターナル・コスモの大杉のりいによる
10世紀における日本のアストロロジー>でした。
これは、石川先生の研究を大杉が代理で
AFAシカゴ大会で講義した内容を基にしたものです。
東寺の曼荼羅のスライドなどを見せていただいて、皆さん大変楽しまれたようです。

石川先生の知識の広さや見識の深さは知られていましたが、石川先生の
(調波などに対する)理論的な面とまったく違った一面を見せられて、皆さんも驚かれたようです。

参考文献を何冊かお持ちしたのですが、懇親会のときに皆さん熱心にご覧になったり本の名前をメモしたりしていました。

最後は、青山、東陽町、千葉の各教室で講座を受け持つ今井由利香先生の
<石川分割調波>でした。

普段は、一年二年かけて講義していくような非常に難しい理論で構築されている分割調波ですが、短い時間の中で要領よく的確にそのむずかしい内容を説明するという、離れ技を披露してくれました。
結果は、これまで分割調波はさっぱりわからなかったが、非常にすっきりと頭に入ってきたとおっしゃる方がいたほどの高い評価でした。
例題のロダンの話も大変わかりやすかったようです。



レクチャーのあとはサンドイッチやフルーツとソフトドリンクで懇親会です。

ディスプレイしてあった先生の著書やアストロサークルの集いのバックナンバーを読まれたり、
50ページにも及ぶ金子先生のマンデーンの資料を熱心にご覧になる方がいらっしゃる一方で、懐かしい顔を見つけて一緒に記念撮影をする方がいらしたりと皆様思い思いに過ごされました。



(金子先生のマンデーンの資料は叶ホ川事務所で取り扱っていますのでご希望の方はお問い合わせください)

特に、普段はなかなかお会いできない、名古屋や地方からいらした方たちの周りには人の輪ができていました。



また、お持ちになったパソコンにチャートを呼び出して、覗き込みながら熱心に討論する姿があったり、手相や観相など東洋と西洋の占い比較論で盛り上がったりなどなど、皆さんアストロロジーという共通の話題を同好の士を相手に思いっきりおしゃべりできる楽しさを満喫していただいたようです。

沢山あったサンドイッチも、コーヒーもすべて品切れになり、お開きの時間になってもまだまだ話は尽きないようで、そのままホテル2階のコーヒーショップでの二次会へと移っていく方もいらっしゃいました。

会場の出口では、先生のご子息から寄贈された「占星学教科書」をお配りしましたが、皆さんには大変喜んでいただけたようです。

二次会も大変盛り上がりましたが、新幹線の時間も迫る中、7時にはお開きになりました。

お帰りになる際に、皆さんにまたこのような集まりを開いてほしいと口々におっしゃっていただき、一同本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。

石川先生の名の下に、このように皆さんに集まっていただけたということは大変名誉なことですし、次回はどのような形で開くことになるかわかりませんが、石川先生のご縁を大切にして、また皆様とお会いできることを切に願っております。