宇宙に飛べ 「紙ヒコーキ」
 
 紙飛行機を楽しんでいると、もっと高く、もっと長く、と欲が出てくる。
 バルーンに付けて、高高度で切り離し(火縄タイマーで)滑空を開始した紙飛行機を双眼鏡で追う。
 そんな目論見で十数年前にやって見たが、遂に切り離し出来ず、そのまま視界没、多分火縄が消えて
 しまった様です。
 その後、再挑戦はしていないが、今でもやって見たいと思っている。
 ところが、13日付の朝日新聞に、桁違いな計画が載っていました、面白いので全文を紹介。

             宇宙に飛べ 紙ヒコーキ

                   愛好者と東大 マッハ7での耐熱研究

宇宙ステーションから地球に降りてこられる紙飛行機つくりに、日本折紙ヒコーキ協会と東京大のグループが
取り組んでいる、17日、同大の風洞を使って検証試験をする。
実験には 長さ 8センチ、スペースシャトル形に折った紙飛行機に耐熱処理をしたものを使う。
東京大柏キャンパス(千葉県柏市)にある、実験用超高速風洞のマッハ7の高速気流内で耐熱性や強度を
調べる。
スペースシャトルなどの宇宙船は帰還時にマッハ20ものスピードになり、空気との摩擦で高温になるため、
表面に耐熱の特別な工夫がいる。 紙飛行機は軽いので、空気の薄いところから減速し、低速で着陸できる。
燃え尽きる事無く帰って来られるかもしれないという。
鈴木真二東京大教授(航空宇宙工学)は「宇宙ステーションから平和のメッセージを付けて飛ばしたい、世界の
何処に着陸するかわからないが、拾った人に届けてもらえれば」と夢を語る。
 
以上2008年1月13日の朝日新聞朝刊より。

誠に壮大な夢で結構、 案外そこから大気圏再突入の安全な方法が出来たりして、昔から模型は実用技術の
実験段階で、大いに活躍している、二足歩行のロボットなんて、オモチャの方が先だった。
夢を先取りされたから、我ら円形芝生では「月の裏側を回って帰還する、紙飛行機の研究でも始めようか」?
「勝手に夢見てろ!!」だと? そんなことを言う貴方に次の一言を。
                       「夢を失った人を 老人と言う」