肥ったソクラテス
 
1964年、時の東京大学の大河内一男総長が卒業訓示において、
「肥った豚になるより、痩せたソクラテスになれ」と述べた。 この名言は後に色々な場面で
引用された。

あれから、半世紀近くを過ぎ、日本の経済も大いに変化し、「痩せたソクラテス」を目指した
多くの方々が、「団塊の世代」などと言う表現で現役世代を終えようとしている。
しかし、良く見ると何か「肥ったソクラテス」が多いようです。(外見的には)
経済の発展と共に、飽食の時代になり良く食べ、加えてモータリゼーションで運動不足
「メタボリックシンドローム」なる用語が、あちらこちらに氾濫している。

「肥ったソクラテス」諸君、大いに運動しませんか?
そして食は「原点回帰」、昔日本人は平均して肥って居なかった、「ろくな物を食べずに、
栄養不足だった」と言う方も居られるでしょうが、日本人は古来より、肉食と言うより「菜食」で
そのDNAを形成して来たのでしょう。
私が子供の頃、学校で「昨夜、肉を食べた」などと言うと「何があった?」と問われたものです。
「肉を食べる」これは何か無ければ、滅多に無い食事であったような気がします。

必要充分な食を摂り、体を動かし、名実共に痩せたソクラテスになりましょう。
現役を離れ、やることも無く部屋に篭り、痴呆症予備軍などにはならないように。
大いに外に出て、適度な運動と、気分の転換がお勧め。
私達、紙飛行機仲間は、皆「適度なソクラテス」タイプです、紙飛行機でなくても、太陽と風と、
そして、負担の無い会話、微笑みが得られる、趣味、習慣をお持ちに成る事をお勧めです。