風と遊ぶ 紙飛行機の薦め
紙飛行機は、文字通り紙で作られた飛行機で、簡単な物は「折り紙飛行機」で、
多くの方が、子供の頃新聞などを折って飛ばした経験を持っているでしょう。
ここで言う紙飛行機は、ケント紙などを使って、翼などを作る少し手の込んだ物です。
「たかが紙飛行機、されど紙飛行機」で、実は大変奥の深い遊びです。
最近は、エレクトロ技術の発達で、ラヂオコントロール(RCと言う)部品などが、
豊富になり、価格も手頃で多くの方が楽しんで居りますが、紙飛行機はこれと比べて、
少しマイナーかもしれません。 しかし、多くの飛行機模型の分野で紙飛行機はとても
難しい物なのです。
RCはお金を掛ければ、それなりに飛ぶ物(同好の方に失礼)ですが、
紙飛行機は、お金を掛けたから飛ぶ物ではありません。
一旦手を離れると操縦不能、後は風任せですから、その条件を読み予め調整を
しなければならない。
また、紙で作られて居りますから、湿度などの影響もうけ、その都度調整を繰り返す
必要が有ります。
そう言う訳で、紙飛行機は最も難しい模型飛行機といえるでしょう。
RCの様に手元に戻って来させる事は不可能ですから、飛ばしては拾いに行くを
幾度も繰り返しますから、気が付いたときには大変な歩行量になっている。
「飛ばす、 拾いに行く、 調整する」を体の動きで言うなら、
「良い姿勢をとる、 歩く、休憩する」の繰り返しです。 調整する、風を読むと言う
休息の時間を含むので、私の様な老人にはもってこいの運動です。
子供の頃から模型飛行機の趣味はあったが、再開した理由も、医者に運動を薦めら
れたのがきっかけで、最近は歩く事に自信がついた。
若い人、特に子供には、科学に興味を持たせる絶好の材料となる事、保証付きです。
私たちも、紙飛行機工作教室なる物を主催したり、ボランティアで手伝ったり。
すこし腕を上げると、自分なりの機体を作って飛ばす、自分で計画した機体が良く
飛んだ時の快感は例え難い物が有ります。
1機の製作費用も百円玉一つと言う事も、趣味としては負担にならないのが
これまた結構。
仲間も増え、好天の芝生で語らうも、大切な心のゆとり。
始められて1月も経たない内に、先輩より大飛行をする等も、しばしばあります。
また、機体のデザインに嗜好をこらすのも楽しく、暫くすると既製モデルでは不満足
自分なりの機体を作り始める方が殆どでしょう。
紙飛行機の仲間は全世界に大変な人数が居ります、日本では紙飛行機全国大会や
木村杯といった、競技会も行われて居ります。
このホームページは、仲間のホームページとして作りましたが、「紙飛行機をやって
見たい」 「何か健康に役立つ趣味は無いか」 「子供にやらせてみたい」などと、
考えておられる方の為に、少しは役に立つように作ってみました。
遠くの方は、覗いて役に立ったら結構、お出でになれる方は、是非、我々の飛行場
千葉ポートパークの円形芝生にお出で下さい。
手ぶらで来て頂いても、体験できるように練習機が揃えて有ります、風の強くない日
は仲間の誰かが居るはずです、お気軽に声を掛けてください。
子供会、学校などで紙飛行機工作教室などをご計画の方も、一声掛けて頂ければ
役立つ情報の提供、或いは協力が出来ると思います。
勿論、仲間は紙飛行機仲間ばかりではありません、RCも、凧も、竹とんぼも、
皆、 風と遊ぶが大好きな、爽快な仲間達がいます。
お子様をお持ちのお父さん、数年前までは、ここの芝生も休日の朝、10時ともなれば
お子さん連れで一杯になり、 我々は遠慮したものですが、少子化社会とは言えど、
最近、広場の太陽の下に出てこられる方が、めっきり少ないようです。
買って与える玩具も必要でしょうが、作って遊ぶ、工夫して遊ぶ、太陽、風と遊ぶ、
大切さも、もう一度考えてください。 そんなお手伝いも出来るでしょう。
円形芝生の仲間達より