倫理無き政治が大政翼賛政治


 今日本の政治は、確実に戦前の大政翼賛政治への道を歩んでいる。
何がそうさせたのか? 歴史を知らない政治家、経験・実体験のない
政治家、他力本願の政治家等、上辺だけ・口先だけで論理的な持ち合
わせなどさらさら無い政治家が喜ばれる社会に成り下がったからであ
ろう。
 これらの例を幾つか記しておく。

(1)東日本大震災時の福島原発対応が最も明確である。
   当時の菅首相の対応が如実に表している。 「私は専門家であ
  る」と言っておきながら、放射能の怖さを全く認識していなかっ
  た。 その為、東電に対する指導力が全く無い状態になり、2年
  半経っても放射能除洗対策が進んでいない。
   この放射能除洗体策は、自民党政権になっても一向に進んでい
  ない。 自民党政権での原発安全安心を国民に植え付けたのであ
  るから、当然と言えば当然であろう。
   放射のの怖さを、広島と長崎で経験してきたにもかかわらず、
  今回の事態を引き起こしたことは、人としての倫理に欠ける最た
  るものであろう。 それでも選挙で大量当選できるのは、国民の
  レベルとしか言いようがない。

   また、当時の官房長官が、「直ちに影響ない」と何度もテレビ
  で発言した事は、犯罪に当たる行為に相当する。 が、しかしこ
  れも見過ごされてきた。 東電からの報告なのか?、はたまた官
  僚からの意見なのか?。この発言に、今までに芽で垢らは誰一人
  おかしいという者がなかったのも事実である。
   水素爆発をしているにも関わらず、安全であるというメッセー
  ジを平気で流したメディアの責任も重大であったはずである。
   これらを総括すると、高等学校の「化学」の授業で放射能に着
  いては行われているはずなので、それすら忘れているのか、全く
  知らなかったのか論外である。

(2)茨城・桜川市の耕地整理に関する問題隠し
   この問題は、耕地整理をしたときに、田圃である耕地の水口を
  止めてしまい、作物が作れない状態にしておきながら、税金だけ
  は払えと言う、倫理を越えた人道上の大きな犯罪である。
   これまでに裁判所に提訴し改善を試みたが、裁判所も現場の事
  実も確認せず、判決を言い渡したという。 行政と司法の癒着が
  はっきりとした事件である。
   農地を工作して利益を上げ、その中から租税を納めるのが憲法
  上の公平公正であり、国民の権利・義務の相関関係であるはずで
  ある。
   この問題は、桜川市になる前の大和村時代のものであり、30
  年もの間耕作不能地そのままである。

   このほかにも、勝手に地主の了解も得ずパイプラインを通して
  無断使用しているという事実も明らかであるにもかかわらず、裁
  判所は地裁から最高裁まで、無断使用を認める判決を出した。
   如何に行政と司法が癒着しているか明白な事実である。この国
  の憲法はあって無きがごとしで、権力者の勝手放題である。
   このような事実がまかり通る世の中が、これから先多分に増え
  てくることだろう。

  これらの教訓としては、選挙の時に
    @ 選挙で優秀なものを選ぶこと
    A 育ちのよくないものは選ぶな
    B 口先で騙されるな
    C 歴史を理解できないものは選ぶな
    D 金に負けない人になれ
   このほかあるでしょうが、考えてみてはどうでしょうか?

(3)真岡市政治倫理委員会の委員の名前

  1.中村祐司  宇都宮大学国際学部教授 (委員長)
  2.山下雄大  弁護士
  3.古橋修一  真岡市市議会議員
  4.大滝 盛  真岡市市議会議員
  5.仙波英夫  真岡市自治会連合会
  6.猪野正子  真岡市女性団体連絡協議会
  7.篠原 泉  真岡商工会議所
  8.日下田節子 真岡市消費者友の会

  以上が今回の委員会の委員でした。


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真岡市職員も倫理感ゼロ
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