ワイマールl共和国崩壊時に似てきた日本国

 第1次世界大戦後、ドイツに作られたワイマール共和国は、世界戦争という試
練の果てに、最も民主主義と言われたワイマール憲法の基、再出発したにもか
かわらず、これを利用したヒトラーが10年足らずで第2次世界戦争へ突入。
 民主主義という名の下に、国民を洗脳したヒトラーは確かであるが、逆を思え
ば、以下に国民が愚かであったかと言うことである。 特に、優秀な学舎や科学
者は、ドイツを離れ亡命という手段を選んだ。 その結果、米国や当時のソ連に
優秀な人材が流出したことは周知の通りです。
 今ドイツは、その反省の上に立って、三度目の過ちを繰り返さないよう努力精
進しているようである。

 日本国も、「昭和天皇実録」が発刊される事で、太平洋戦争開始への変遷過
程が今浮き彫りにされようとしている。 太平洋戦争突入までの昭和天皇の苦
悩が明らかにされた事を、国民ももう一度考え直す機会であろう。 
 何故なら、70年前に原子爆弾による放射能の驚異を、国民一人一人が考え
るべきのところ、あれほどの原発事故を起こしたにもかかわらず、未だに再稼
働云々と騒いでいるのを見ると、75年前のドイツに似ていると言っても過言で
は無い。 また、安心・安全と言ってきた政府自民党の洗脳力もヒトラーに劣ら
ないほどである。
 原発は金策(名目的に国民から、電力料金として搾り取る)の宝庫であるが、
40〜50年という寿命を考えると、目先の金に目がくらんだとしか思いようがな
い。 また、原発の終了後の廃炉の事を考えると、如何に愚かであるかは、通
常の教育を受けてきた者であれば直ぐ理解できることである。 特に、高等学
校の「化学」の授業で、元素の単元で誰もが教わってきているはずであり、知ら
ないとするなら、それは教育を受ける価値のない人間であろう。
 もっと大変なことは、タレント議員の増加である。 後から勉強すれば何とかな
るというものの、基礎がしっかりしていなければ徒労に終わる可能性が多大で
ある。 しかし、これも民度のなせる技であろう。 
 そして、極めつけは、地方分権後の地域間格差であろう。 地方議員は勿論
首長ですら理解していないのが事実であろう。 中央官僚が、今までの借金11
兆円返還に向かって分権速度を速めれば、必ず市民サービスに影響が出てく
ることは明白だろう。 すでに高齢者対策や医療対策に追われている状態であ
る。 その上、年金対策にも追われはじめていることを、国民自身が選択の目を
養わなくてはならない時代である。

 続きは後ほど
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