真岡市政・官・民の癒着腐敗の実態 T

1.ゴミ処理焼却場建設問題
                                      (寄稿:真岡市をよくする会)
 (1)ゴミ焼却場の場所選定に関して

  @ 選定者の目的と共謀者達

     このゴミ処理場建設に当たっては、当初より5億円の仲介料取得が目的であった。そ
    の為に、1市4町(芳賀広域行政区)を巻き込んでの大収賄事件に発展したのである。

     平成18年11月22日の芳賀広域行政組合の首長会議で、当時の組合長(真岡市長
    福田武隼)の、「真岡に造る」の一声で決定してしまった。この時点で他4町の首長も仲
    間入りしたのである。 しかも、広域行政職員によって、今後変更修正を行わない約束
    まで取り付けたのである。 その後の真岡市議会は、それをそのまま踏襲し、全て真岡
    市の言うとおりで進んできた。
     そして、その正当化を推し進めるため、莫大な公金を使い、芳賀地区全戸へのチラシ
    配布や区長・有力者の懐柔、その上メデアまで利用し強引に起工式を行ったのである。

    【主な共謀者】
      平塚正光(元参議院議員秘書)、 福田武隼(当時の真岡市長)、 石坂真一(現県
     会議員)、 柳 信之(元真岡市助役)、 宮沢栄一(元真岡市助役)、 当時の真岡市
     議会議員( 西田一之、 浅山俊夫、 大田和正一、 大滝 盛、 田上 稔、 古橋修
     一、)  西田議長以後の歴代議長
     4町の首長も同罪に値する。

  A市民を食い物にした金欲の暴走公害?

    特に、周囲住民への説明不足並びに意見交換の話し合いも無かった。言語道断の
   市民に対する冒涜である。(非常識極まりない行動である)
    農園や果樹園を生業者には、排気汚染物質の影響の問題も考慮しておく必要があるか
   らである。

    この場所は、誰が見ても学校や病院等の人間生活に最適であり、ゴミ処理場には
   不向きである事は明々白々である。

    昨年の福島原発事故を思い出してください。一度事故が起きれば取り返しがつかな
   くなる状態になる事すら反故にして、進めることは、市民の恥である。

    来年度の真岡市長選挙は、真岡市民一人一人の力量が試される事でしょう。

 (2)建設業者入札決定に関して

   @第一段階は、地元製造業者の切り離し?

    その始まりは、現在稼働中の焼却炉のメンテナンス契約打ち切りであった。
    この問題が起きる前は、焼却炉製造者がメンテナンスもし、問題もなく過ぎてきた。これ
   は極当然のことであった。
    しかし、ある日突然、地元の製造会社とのメンテナンス契約を打ち切り、大阪のタクマ工
   業にメンテナンス委託変更。 (常識人には考えられない行動)
    製造会社によるメンテナンスが、製造会社以外の会社に変更されたのである。これは 
   子ども以下の手法である。
    当然メンテナンス料も高くなったことと思われる。(これも市民の税金である)

   A第二段階は、地元以外の会社に新規工事発注へ?

    あたかも正当な入札をしたかのような、お膳立てでタクマ工業に落札。
    その為、当初125億の施工費用でスタートしたが、タクマ工業から現在の神戸製の関 
   連会社まで、紆余曲折をしている間に工事価格が80億円にまで下がった。
    125億から80億への契約価格の変化は何を意味しているのか。常識を越えた価格の
   変動を国も県も見過ごしただけでは済む問題ではない。
    その為、地元建設業者は2社が下請けに入っただけで田は入れなくなってしまった。そ
   の原因が、前渡し金の返還にある。 この5億円を元請け業者は下請けに転嫁しようどし
   ているからである。

    この実態を警察・検察も見逃し、挙げ句の果てに補助金査定の厚労省も目をつぶり、 
   問題なしとすること事態が問題である。 市民・国民を愚弄するにもほどがある。
 
   B前渡し金の行方は?

    前渡し金の5億円の返却を地元下請け業者が肩代わりするのか、それとも分配した者
   が返却するのか、興味のあるところである。
    税収不足で赤字国債を発行しながら、しかも公務員給与の方が民間企業よりはるかに
   高い給与を取りながら、これほどまでに市民をバカにした話はない。

 (3)政・官・民の汚職の構造

  @市長・議員・職員の癒着による市民に対する背信行為

    議員達は、上記のように常識をはずれた経緯を知りながら、何ら手が打てなかったの 
   か?、打たなかったのか?、100パーセント疑問符である。 また、これほどの事実を知
   りうる人間の中に良識を持った人間が一人も出てこなかったことは、この芳賀の、真岡の
   恥である。
    また、これほどの事業を行うに当たって各議会、問題提起が為されなかったことも謎の
   また謎である。議会の役目を果たしていない事実的証拠ある。
    職員からも何の疑問も提起されなかったことは、上司からの強い圧力かもしれない。  
   もしくは談合者の一員に加わっていたものと言われても過言ではない。

  A権力者の背信行為と汚職と癒着

    これらの行為は、常識人であれば判断を違えることはあり得ない。がしかし、真の無能
   力者と育ちの悪さがしみこんでいる者は、進んで手を染めてしまうものである。
    特に、妬みそねみの強い金の亡者は、人間関係すら「金」で解決しようとするものであ 
   る。 知識のない者が、身の丈を越えるような事をするとき、強引な手法をとらざるを得な
   くなり、必ず法を越えてしまうものである。
    選挙で選ばれた人は任期があるので、次回の選挙資金回収の為、職員は簡単に解雇
   されない為、上からの指示と法を笠に着て言い逃れをしているのが現実。

 (3)解決への提案

  @処方箋

   【設置場所の変更】

      ゴミの焼却と言えども、高温で焼却しても重金属のイオン化したものを完全に取り除
     き、排出物の無害化は不可能である。 
      同時に、福島原発事故のように、安心安全と言われながら不慮の事故が起きないと
     は言えない。 想定外という言葉は、施工者の能力が及ばなかった結果であることを 
     認めるべきであり、国政ですら無能者ばかりであると言う証明が為された事を肝に銘
     じるべきである。
      これらを踏まえた結果、ゴミの焼却炉は民家や農場の少ない山間部が望ましいので
     ある。 その理由は、自然界の調整役を果たしている山川草木の力を利用するところ
     にある。

   【前渡し金の行方解明】

      この慣例を否定はしないが、使途と取扱者を明確にすることが前提の筈。 しかも部
     外者の関わりを持たない事である。
      特に関係職員は、主権は市民にあることを理解できる者だけとすべきである。それ 
     は、公金が税金で賄われていることを徹底することに繋がり、収賄や横流し等を防止
     し癒着もなくなる基となる。

   【計画自体を広域で再検討】

      広域行政は、市町の集合体であるから、集合体という地域性を活かせるような場と 
     すべきであり、現在のような財政の代償を伴った力関係だけで運営してはならないの
     である。
      一部の市町のセクト的傲慢さという、低次元の考え方は無くすべきである。そこに
     公正公平な地域の活性化が生まれてくる筈である。

  A新提案

    【現在設置場所の方向転換】

      現在地は、あまりにも環境の良いところであり、あえてゴミ処理場を設置する場所に
     非ず。 わざわざ環境壊すことは最も愚かな方法である。
      ゴミ処理場は、山間部で人家の少ない場所を探すべきである。芳賀地域内にはこれ
     らの条件を満たすところはいくらでもある。

    【現在地を利用する最適なものは、芳賀日赤の移転である】

      芳賀の中核病院の充実は、大正以来から芳賀人民の願いであることを忘れないこ 
     と。
      芳賀日赤病院の前身は、大正時代に当時の真岡町の有力者が、(株)芳賀病院とし
     て創ると共に、女子教育の向上を目指し真岡女子高を誘致した経緯を踏まえてゴミ処
     理場ではなく芳賀日赤を移転させる事が賢明である。

  ゴミ処理場建設についての経緯をとりあえず公表し、
      新事実が判明したものは、判明次第公表します。


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