いよいよ今回で完成ですよ。
by タキmotoGPさん
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@筆だけで再現できないところはデカールを使います。マスキングテープで型を取ってカラーデカールに貼り、はさみで切って貼り付けます。
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Aその他にもいろいろなデカールを貼り付けてみました。塗装だとやり直しがききませんが、試しながら決められるのがデカールのよいところです。
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B次はドアミラーを作りましょう。2mmプラ角棒の先を丸めてピンバイスで穴を開け、0.3mmの真鍮線を瞬着でとめます。
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C薄刃ニッパーでカットしてできるだけ薄く削りこみます。ここまで小さいと指で持つのも大変ですので、小型ラジオペンチで持って削る手もあります。
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D人差し指と比較するとこんな大きさです。洗濯バサミでつまんでスプレー缶から取った塗料を筆塗りします。
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Eボンネットと後ろ窓手前のウォッシャー液が出るノズルを塗装します。ここまで小さいと筆は筆の形が残るし、デカールを切るのも無理があります。そこで「つまようじ」をピンバイスに取り付けて持ちやすくし、塗料をつけていきます。やり直しがきくようにエナメル塗料を使うとよいです。失敗したらエナメルシンナーでふきとります。
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Fドアミラーを瞬着で固定します。0.3mm真鍮線は塗装で太くなっているので、ピンバイス0.4mmで穴を開けて裏からとめます。
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Gワイパーはクロームデカールを貼ります。実車は黒ですが、このほうがチョロQらしくて見栄えもします。塗装は半光沢なうえスプレー独特の凹凸があるので、アップにするとつらいものがありますね。
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Hクレオス光沢で一度吹いて2000番のペーパーがけ。水研ぎが一般的ですが、作業進行がわかりやすく、間違ってデカールを削り取ってしまわないように水研ぎはしません。ここまでのクリアがけは、ザラザラになってよいので遠くから「砂吹き」して、デカールを溶かさないよう注意します。
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I2回目のクリア吹きは少し近くして水が表面に張ったようにします。2日間乾燥後ボンネットや窓を中心にコンパウンドをかけて、塗装面をなめらかに光沢を出します。今までの画像と比べると、つや消しだったはずの面がピカピカなのがおわかりでしょうか。
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J組み立てて完成です。STDと比較すると細部の塗装で同じ車体と思えないほどになりました。研ぎ出しによってデカールの段差もありません。
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Kあんなに小さかったドアミラーもちょうどよい大きさでしたね。カナードやウイングも控えめに作った事でかえって実車のようなリアルさがでたと思います。
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いかがでしたか?今回は休み休み2ヶ月もの作業になりましたが、実際の作業時間はカナード1日、ウイング1日、細部塗装2日、ドアミラー30分、仕上げ塗装2日で、休みなしにがんばれば7日で完成します。一気に仕上げるのもよいですが、時間をかけて手直ししながら、だんだんと完成していく様子をながめられるのも、チョロQモデラーの醍醐味ですよ。
実はこのチョロQ、モデラー復帰したころの初期作品をリニューアルしたものです。数をこなせばどんどん上手になりますので、ご覧の皆さんもまずひとつお気に入りのチョロQを作ってみてくださいね。
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