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更新日:2020年12月7日
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〜〜 2020年施工MacBook Pro Retinaコーティング剥げ剥がし実験 〜〜
使い古されて回ってきたMacBook Pro Retina 2012 13inchの中古が手に入り、使いたいな〜と考えてみた。
OSは何とかなりそうだったが、持病?ともいえるらしいRetinaディスプレイの液晶コーティング剥がれが目立つ状態であった。
今回はコーティングをどうにかしたい。
注意:この作業をする場合は自己責任でお願いいたします。
●主な更新内容●
★ コーティング剥がれの状態
ちょっと磨いた状態になってしまったが、上画像はコーティングがまばらになっている状態。
よくネットで拝見するコーティング剥がれのコンデションよりはマシだったが、中度の悪化状態だったのでコーティング剥がしを決行した
なんでRetinaのコーティング離れが起きるかと諸説あるが、状態と剥がしやすさから考察するとスリープなどで蓋を閉じた際の本体からの熱でコーティングが劣化が有力と思われる。
本体から排気されるであろう隙間や排気口近辺から劣化が進んでいるように見受けられる。あとはクリーナーとかの化学反応による劣化も考えられる。
★ 試されてきた研磨用の品を用意
ネット検索するといろいろな溶剤的に使う品が拝見された。
ダイソーのアルカリ電解水、セスキ炭酸水、リステリン、ピカール(これは研磨剤)などが代表とされるもの。
コロナ禍で消毒代用なのかなかなか見つからなかったアルカリ電解水。
詰め替え用お得パックを¥110でGETできた。
ついでにシュッシュボトルも。
海外動画でセスキ炭酸ソーダでもイケたとの情報で試しに¥110でGETした。
何となく重曹に近い品なのかもしれない。
みんな大好きリステリン。
成功例が多いような気もするが、アルコール入りとノンアルコール版がある。
携帯用ボトルで良いかなと思い2種GET。
これらは家にあったピカール缶とCPUグリスクリーナー。
CPUグリスクリーナーの内容は工業用アルコールで純度99%となっていた。
ピカールは自動車の整備で使っていたものでこれは研磨剤的な意味合いを持つ。
最終兵器としていきたい。
★★★ 施術してみた実際の感想 ★★★
1、ダイソー アルカリ電解水とセスキ炭酸ソーダ水。
何の躊躇もなく本体に水分がかかることを気を付けつつ液晶に塗布。
しばらく置いてみたらアルカリ電解水では劣化が強烈なところは剥がれてくれる。
ただ、新品に近いコーティング部分は薄黒く残ってしまう。
薄黒く残ってしまったところは何回繰り返しても剥がすことができなかった。
セスキ炭酸水は乾くと白くなるのでアルカリ電解水のほうが良い。
2、リステリン。
同じく何の躊躇もなく本体に水分がかかることを気を付けつつ液晶に塗布。
剥がれはするが、アルカリ電解水と似たような印象。剥がれはするが新品に近いコーティング部分は薄黒く残ってしまう。
薄黒く残ってしまったところは何回繰り返しても剥がすことができなかった。
アルコール入りとノンアルコールでの差はあるのだろうけどなんとも言えない感じだった。
・Amazonよりリステリン特集:https://amzn.to/3lNClRh
3、CPUグリスクリーナーとピカール缶。
CPUグリスクリーナー(工業用アルコール99%)は新品に近いコーティング部分の薄黒い残りの塗膜を綿棒でぐりぐりすると徐々に取れるが勢いがない。
薄黒く残ってしまったところは思い切ってピカール缶でゆっくり半力で磨いていった。
一番すばやく剥がせたのがピカール缶。
ただ、最初からっていうのは度胸がなかった。
液晶面のポリカーボネート?には特に傷はつかなかったのは良かった。
・Amazonよりピカール特集:https://amzn.to/3mPp2Bd
★ 磨き上げたRetinaの液晶面
下画像は最終的コーティングを剥がして磨き上げたものになる。
テカリと反射が半端ない。
★ 磨き上げたRetina液晶面に保護フィルムを貼る
コーティングを剥がした状態だとキーボードのこすれとかの傷が怖いので液晶保護フィルムを貼る。
百均で見かけたA4の汎用保護フィルムでも代用が可能だが静電気で貼りにくく、両端の5mmほどが切れてしまう。
・Amazonより保護フィルム特集:https://amzn.to/3lP95JR
下画像は塗膜剥離後の液晶保護フィルム装着時。
いい感じな曇り具合で光沢も保持している。
結果は良好であった。
●● 今回のRetina液晶コーティング剥がしの考察 ●● (2020.12.7現在)
勢いでやってみたRetina液晶のコーティング剥がしだが、試行錯誤の末に満足のいく状態までもっていくことができた。
手っ取り早い施工術なのだが、アルカリ電解水やリステリンで一気に剥がすことができれば楽。
薄黒く残る部分が残った場合はピカールでコツコツ磨き落とすといった感じだろうか。
私の場合は劣化が半端だったので手間がかかったように思う。
問題なくしばらく使えそうなRetinaディスプレイMacBook Proにすることができた。
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