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★テルミアおまけ部門・ツイノベコーナー★
(2ツイート以上に跨った続きものもあるので、140文字以上のものもあります)
雨の激しく降る夜、捨てられていた仔猫を拾った。体毛は光に透かすと金色にも見える。体を拭いて牛乳やツナ缶をあげると全部平らげ私の膝によじ上ってきて「儂の名はリオノス。拾ってくれたお礼にリオニアに招待するにゃあ」と言った。そうして私は異世界へ連れて行かれたのである。 (永坂暖日様)
ずっと異世界に召喚されたかった.その夢が今,かなえられた.魔方陣の上に立つ私(女子高生).周囲にいる魔法使いや騎士や王子(イケメン).「あなたこそ選ばれた勇者です,どうかこの世界を救ってください」「あ,私,もう満足したので,家に帰してください」「ええーーー」 (宣芳まゆり様)
「昔むかしのこと,リオニア国の誇り高い騎士たちの鎧には,雄雄しく強いリオノスが描かれていた.しかしあるとき,女王国ウェルルシアを訪れた若い騎士が,その国最高の騎士(美女)と目があっただけでビビリ,さらには決闘で負けて以来,リオニア国の騎士たちの鎧には愛らしいモフオンが使用されるようになったのじゃ」「へぇー,昔の騎士さまは弱かったんだね,おじいちゃん」「実は,その負けた騎士というのが」「うん」「わしの息子で,お前の父親じゃ」「!」Σ(゚д゚lll)ガーン  (宣芳まゆり様) ※マイ設定『ウェルルシア(1)』から派生したネタです。
「なんと恐ろしい……,海に生息するモンスターを刺し殺し,なおかつその肉を生で食するとは……」「いや,普通においしいっすよ.俺,日本人ですし」「あなたこそ勇者! この世界を救ってください!」「いいですけれど,その代わり醤油を作ってくださいね」めでたし,めでたし. (宣芳まゆり様) ※ミッション29から派生したネタです。
程よい固さで程よい冷たさのそれが、眠っていた私を襲った。立て続けだったので手で押しやり急襲をしのぐ。犯人は隣で爆睡中だった。私を勇者として召喚した金獅子は寝相が悪い。その象徴たる白い翼をばたつかせて私の眠りの邪魔をする。仕返しに肉球をぷにぷにつついてやった。(永坂暖日様)
幼い頃、召喚師として技を教わった僕達。リオノスの像が見守る前でえいや、の掛け声で僕は召喚をした。初めてのそれは「わうっ」という鳴き声で終わった。異世界の動物をよびだした僕。つぶらな瞳が愛らしく、返し方を知らない僕はその犬を飼いたいと親に申し出たんだ。(恵陽様)
幼い弟の初めての召喚は犬ということに笑った私。だが召喚が出来たことに驚いた。それならと、兄としての矜持を保ちたく同じように初めての召喚をした。えい、と響く掛け声に現れたのは「にゃ?」という異世界の動物。足下に擦り寄ったそれはまた我が家の家族になったのだった。(恵陽様)
とある神官の覚書『××の月●●日。本日婚礼を挙げた花嫁御は、なんと我が国の王女殿下であった。側仕えの騎士殿の協力を得て夫君との身分違いの愛を実らせたという。婚礼を見届けた騎士殿は、おふたりを祝福しながらもどこか痛ましい顔をしておられた。』

とある神官の覚書『●●の月××日。騎士殿は毎日のように聖堂へ現れる。聖獣のお姿を見つめる横顔には今日も深い苦悩があった。やはりわたしは彼に声をかけることができず、逃げるように立ち去る彼を見送るしかなかった。』

とある神官の覚書『●●の月▲▲日。とうとう彼と話すことができた。彼の憂いを少しでも拭うことができたのだろうか。ああ、筆を握る手が震えてしょうがない。だって彼が笑ったのだ。わたしの名前を呼んだのだ。ああ、もう、何を書けばよいのかわからない。』


とある神官の覚書『●●の月○○日。おかしい。彼がおかしい。わたしもおかしい。いい年をした成人がふたり揃って何をやっているのだ。おかしくて恥ずかしくてこのまま消えてしまいそうだ。消えてしまいたい。それくらい恥ずかしい。』


私はとうとう耐えきれなくなって古びた筆記帳を閉じた。先代の神官が書き残した手記は、途中からむず痒いほど甘酸っぱい恋愛小説になっていた。その前もその前も、歴代の記録がいつの間にか恋の詩集に成り果てている。両親や先祖の惚気話を読まねばならない私の身にもなってほしい。
(蒼山れい様 
※おまけ部門作品『湖畔の騎士』の関連ネタです)
テルミア世界の車窓から。今回はリオニア王国を旅します。出発地となる首都クースはレーテス海に面し、港湾都市として古より栄えてきました。高台に聳えるのは白亜の城壁が美しいジェイフィスト城。天空神ミアの使いであるリオノスを迎える為、今の場所に築城したと言われています。(永坂暖日様)
テルミア世界の車窓から。訪れたのは美しい象牙色の街並が広がる学園都市レニス。〈象牙色の学都〉と呼ばれ、街の建物に使われているレニス煉瓦はリオニアが誇る名産品のひとつ。驚くほど軽くて丈夫なこの煉瓦は、異世界からやってきたある若者によって発明されたと云われています。(蒼山れい様)
テルミア世界の車窓から。窓の向こうに広がる澄碧。ここは〈恋人たちの聖地〉トゥアナグリア。湖畔に建つ古い教会には、苦難の愛を貫いた〈湖畔の騎士〉の伝説が残されており、この町で結ばれた恋人たちに永遠の祝福を授けると伝えられています。(蒼山れい様)
テルミア世界の車窓から。リュトリザとの国境に近い町セランへやって来ました。ここは少し変わった翼獅子の伝説が残る町。セランに現れたのは金色ではなく黒曜石の様な毛並みを持つリオノスで、異界の錬金術師を伴っていたそうです。彼が造ったというリオノス像が町のシンボルです。(永坂暖日様)


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