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【マイ設定】 各国部門
■リオニア(1) 蒼山れい様投稿【フリー】
【〈象牙色の学都〉レニス】
リオニア王国中部に位置する都市。建国時から国内の流通の中継地として栄え、首都クースに次ぐ第二の都市となった。
さまざまなものが行き交う交易の街である一方、大陸屈指の学園都市としても名高い。市内には数多くの教育機関・研究機関・関連施設が存在し、城下を歩けば寺子屋や私塾の看板があちこちに掲げられている。歴史上に名を残している学者や研究者を何人も輩出しており、「賢者はレニスから生まれる」といわれるほど。
レニスが学びの都へと成長した背景には、代々領主を務めるアリクセン侯爵家の家風が大きく影響している。アリクセン侯爵家は「知識に勝る財産はなし」を家訓とする学者肌の家系で、歴代の当主をはじめとする一門の人々は揃って優秀な学究の徒であり、リオニア王国における学問の発展・市井の教育向上に貢献してきた。また、リオニア王家の子女の教育係もアリクセン一族の出身者が担うことが通例となっており、並みいる諸侯のなかでも特に王家からの信頼が篤い。
かつて吟遊詩人が謳った〈象牙色の学都〉の美称は、アリクセン侯爵家の居城・レニス城の麓から広がる象牙色の街並にちなむ。市内の建造物のほとんどは『レニス煉瓦』と呼ばれる象牙のような淡黄色の煉瓦を使って築かれている。このレニス煉瓦は普通の煉瓦よりも遥かに軽く丈夫で、あたたかみのある美しい色合いから国内外問わず人気の高いレニスの特産品のひとつである。
■リオニア(2) 恵陽様投稿【フリー】
【リオニアでポピュラーなお菓子】
「クトレイズ」
リオニア国で一般的なお菓子。クトーの実を生地に練りこんで作られている。形は羽根を模しており、これはリオノスやモフオンのことを表しているという。
口に含むと餅のようにやわらかく、またすぐに溶ける。溶けた後に一瞬の甘さが残る。子どもからお年寄りまで人気を誇っている。
他国へのお土産としても人気の高い品である。リュトリザの一部地域でも売られているらしい。
「クトーの実」
クトーの木からとれる小さな実。春から初夏にかけて淡紫色の花を咲かせる。その後、赤く実る。若干の酸味がある。
滋養があり、これがあれば数日は凌げるという。伝説では勇者が好んで食していたといわれている。
食べ過ぎるとお腹がゆるくなる性質もあるので注意が必要である。
■リオニア(3) 蒼山れい様投稿【フリー】
【〈恋人たちの聖地〉トゥアナグリア】
リオニア王国南東部に位置する小さな田舎町。リオニアと南の隣国リュトリザに跨って広がる巨大な湖グレマールのほとりにある。これといった名産はないが、牧歌的な農村の景色が広がる風光明媚な土地。都会から保養や静養のために訪れる人が多い。
トゥアナグリアにはリオニア建国にまつわる言い伝えが残されている。湖畔に建つ古い教会の神官によれば、かつて異世界の勇者とともに戦ったある騎士がひとりの娘と恋に落ちたという。彼女は敵方の生き残りで、騎士はその首を刎ねなければならない立場にあった。騎士は地位も名誉も捨てて恋人とともに逃げ出すが、美しい湖のほとりでついに追っ手に捕らえられてしまう。仲間たちは彼に娘を殺して戻ってくるように迫るが、騎士は自らの命と引き替えに恋人だけは見逃してほしいと懇願した。己の身に代えても愛する者を守ろうとする騎士の姿に心打たれた勇者たちは、とうとうふたりを許した。晴れて夫婦となった騎士と娘は、たどり着いた湖畔の町で末永く幸せに暮らしたとされる。やがて彼らが眠る墓を守るように教会が建てられ、そこで結婚の誓いを宣言した恋人たちはいかなる困難があろうと生涯の伴侶として認められるという慣習が生まれた。
この伝説はのちにヨルンの吟遊詩人によって『水辺の恋人たち』という詩に詠まれ、広く世に知れ渡った。トゥアナグリアが〈恋人たちの聖地〉と呼ばれ、さまざまな事情によって駆け落ちした人々が訪れるようになった所以である。
■リオニア(4) 恵陽様投稿【フリー】
「ライメン」
日本でいうところのラーメンに似た食べ物。細い麺を二又の匙で食べる。庶民の間ではポピュラーな食べ物だが、地域によって色々な味がある。レイパスのお店ではリオノスを模した練り物が入っていて、話題を呼んでいる。
■リオニア(5) 蜃様投稿【フリー】
「クトルテ」
クトーの花から作られたお茶。さっぱりしていて渋みは薄く、やや酸味がある。
色は紫がかった透明な赤で、熱くても冷たくしても美味しい。
鎮静作用があるため薬にもつかわれる事がある。貴重なので、主にリオニアの王侯貴族の間で楽しまれている。
(※恵陽様のマイ設定『リオニア2』の「クトーの実』を踏まえた設定です)
■リオニア(6) 宣芳まゆり様投稿【フリー】
リオニア国の子ども用玩具
木製で,モフオンの形をしている.
中にぜんまいが入っている.
しっぽのひもを引っぱって離すと,羽がぱたぱたと動いたり,4本の足が動いたり,オルゴールが鳴ったりする.
リオニア国でもっともポピュラーなおもちゃである.
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リオニア国の産着
モフオン,もしくはリオノスの刺しゅうが入っている.
子どもが無事に成長することを願って,縫いつける.
刺しゅう糸の色によって,微妙に意味が異なる.
青→賢くなるように,赤→美しくなるように,黄→お金持ちになるように,白→強くなるように,などがある.
■リオニア(7) 宣芳まゆり様投稿【フリー】
ことわざ
「八才よりは男女、枕を並べず」
八才になったら,もう子どもじゃないのだから,慎みましょうねという意味です.
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学校や会社の合否通知
合格(採用)→クトーの花開く,晴れ渡るグレマール湖,リオノスが空を飛ぶ,など
不合格(不採用)→クトーの花しぼむ,雨に濡れるグレマール湖,リオノスが眠っている,など
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キクサ草原
リオニア国南部にある広大な草原.
昔から,いくたの戦いの舞台となってきた.
建国伝説の勇者もこの地で戦ったと言われているが,真偽のほどはナゾである.
いずれにせよ,大勢の男たちの血と,大勢の女たちの涙を吸った大地である.
夜には,戦死した男たちの幽霊が出ると言われている.
■リオニア(8) 蜃様投稿【フリー】
【リオニア北部地方に伝わる春祭<ファテルシミア・フェステ>】
夏の訪れが遅いスオルンド地方の人々が春を祝うお祭り。春が訪れると、一斉に白い小さな半透明の花を咲かせるファテルシミアの名前が由来。
この祭が開催されると、作物の植え付けがはじまる。
夜には火を囲み、ひとびとは踊り明かす。結婚出来る年齢となった少女はファテルシミアの花冠をつけて踊ることになっている。
また、ファテルシミアには悲しい伝説がある。
ある乙女に恋をした若者がいた。しかし、乙女には愛する男がいた。彼がいてはいつまでも自分を見てくれない。彼は乙女の愛する男の裏の顔を暴き、乙女自身に彼を殺させた。真実を知った乙女は嘆き悲しんだ。そこへ現れた若者は、彼女をなぐさめるが、乙女は泣き続け、やがて涙に魂をたくしてしまった乙女は、透明な花となった。
若者はその花にファテルシミア「消せぬ愛」という名前をつけて、大切にしたという。