月刊カノープス通信 2006年2月号 目次 ・今月の勘違い ・花粉の季節 ・読書録 (『オラクル』『喪の女王 2』『我が家のお稲荷さま 4』) |
今月の勘違いまたまた我が家のとんちんかん会話集です。☆私「換気扇止めて」 夫「えっ、ハリセン?」 ☆私「ネットで知り合いの日記を見てたらね……」 夫「えっ、ひび割れの肉球?」 ☆私「この薬、効かないから、別の薬飲んだ方がいいんじゃない?」 夫「えっ、干からびてる? 薬が?」 ☆勤め先のスーパーの業務放送「サンサンイチ(=331課)の○○さん……」 私「えっ、三歳児?」(←子供衣料コーナーに『ベビー』『幼園児(ようえんじ)』『トドラー』などと並んでそういうコーナーがあるのかと思いました) ☆私「今日、学校でワックスがけしたんでしょ?」 息子「えっ、ボックス投げ?」 ☆夫「こないだ見たアニメに野沢那智が出てたよ」 私「えっ、無駄話?」 ☆夫「(旅行用の荷造りがだんだん手馴れてきた自分を自画自賛して)俺って旅慣れてる感じ?」 私「えっ、たそがれてる感じ?」 |
花粉の季節花粉症の季節ですね。 先日、商店街を歩いていたら、向こうからサンタクロースが歩いてくるので、びっくり。 その前には、同じ商店街で着ぐるみのピカチュウ(実はちんどんやさんの一員だった)が向こうからすたすた歩いてくるのに出くわしたことがあるので、今度もまた何かの販促キャンペーンの人かと思ったけど、今頃になってサンタクロースの扮装は、いくらなんでも季節外れでしょう! ……と、思って、よく見たら。 違いました。近づいてきたその人は、ただ単に、真っ赤なフード付きコートを着て、顔の下半分をすっぽり覆う大きな白いマスクした人でした。たぶん、花粉症なんでしょう。最近の花粉症用のマスクは大きいのがありますよね。 ちなみに冬木は花粉症歴20年超です(T-T) 花粉症になる前は、2月から3月はじめにかけての春先って、一年で一番好きな季節だったのに、今では辛い季節です。 でも、まだまだ寒いのに日に日に光が明るくなって、空の色が春めいて、木の芽が密かに膨らんで、小鳥が囀り始める今の季節の雰囲気には、花粉で苦しむことが分かっていても、やっぱり心が浮き立ちます。 |
読書録★『オラクル 巫女ミラニィの冒険』(サソリの神1) キャサリン・フィッシャー 原書房 すごく面白かったです。エジプト&地中海風(?)ファンタジー。 ずっしりしたハードカバーなので、装丁を見て、もっと重苦しくて文字びっしりで読むのにすごく時間がかかる重厚難解な本かと思ったら、そうでもなく、わりと字が大きくて、井辻朱美さんのこなれた訳のおかげもあってか思ったより読みやすくて、でも良い意味でやっぱり重厚で読み応えたっぷりの、大変楽しい本格ファンタジーでした。 はらはらドキドキ、エキゾチックで幻想的で、スリルと神秘がいっぱい。神殿の巫女や書記官の生活のディテイルが興味深いです。 ★『喪の女王 2』 須賀しのぶ コバルト文庫 ↓いつものことですが、以下、ネタバレ注意です。それ以前に、読んでない人には意味不明だと思います。 ……というわけで、毎度のことながら、面白い! イーダルが釣に付き合わされる場面が、すごく可笑しかったです。パーヴェイ義兄さんの怪しい好人物ぶりが、おかしいのなんの。エドの天然ぶりもグッド。 一方、グラーシカ。ああ、可哀想すぎる……(T-T) 里帰りして歓呼を受けるシーンでは、もらい泣きするところでしたよ。負けるな、グラーシカ! てゆうか、こらっ、ドーン! あんたがしっかり守ってあげなきゃダメでしょうが!! もうっ! この甲斐性なし! 覚悟の上で二股かけるならどっちも泣かさないだけの甲斐性を持ちなさい! そのドーン兄上も、ちらっとだけど登場してくれて嬉しい。でも、夫婦の寝室のシーンだというのに、相変わらず全く色気ないなあ……(笑)。まあ、そういう夫婦なんだろうなあ。それも二人の問題の一端なんだろうなあ。で、きっと、相手がサラの時だと、ああいう場面でちょっと艶かしかったりするんだろうなあ。でも、そのシーンは見たくないぞ。私、グラーシカの味方だから。もうっ、お兄ちゃんったら、ほんとにもうっ! いや、ドーンだけが悪いわけじゃないんですけどね。夫婦間の問題以前に、政治情勢のほうが大きな問題なんだから。 ……なんて、瑣末なワイドショーネタみたいなことばかり書いてるけど、もちろん話の本筋も、目をはなせません! ★『我が家のお稲荷さま 4』 柴村仁 電撃文庫 これも毎度のことながら楽しかったです。楽しかった……以外に、特に書くこと無し?(笑) でも、それで必要十分かと(^^) ☆その他メモ:『グインサーガ』は『風の騎士』まで読了、番外編『ふりむかない男』読み途中。次は『シャーリアの魔女 夜明けを告げる森の調べ 上』『彩雲国物語 8』『空ノ鐘の響く惑星で 9』。 →ご意見・ご感想はこちら →『月刊カノープス通信』バックナンバー目録へ →トップページへ |