月刊カノープス通信
2005年12月号

 目次 

・今月の勘違い
・読書録
(『闇の守り手』『キーリ7』)
*ただいま、当サイトのメイン・コンテンツのほうがラスト・スパートに入っているため、
今月の『月刊カノープス通信』は縮小紙面(笑)でお届けさせていただきますm(__)m




 今月の勘違い

 またまた我が家のとんちんかん会話集です。
☆テレビ「レゴ・シティに火災が発生!」
 夫「えっ、でこピンで火災?」

☆夫「(明日の朝の出勤時間は)俺が洋子のすぐ後に出る感じ
 私「えっ、酢が飛んでる感じ?」

☆テレビ「飼い主が突然クマに襲われたら、助ける犬はどのくらいいるのか!?」
 夫「えっ、飼い主がに襲われたら!?」

☆夫「今日の行く先は○○だから移動時間は一時間もあればOKかな?」
 私「えっ、一時間丸儲け? どうして?」

☆テレビ「急勾配をものともせずに……」
 私「えっ、きんしょうばい(錦松梅=ふりかけの名前)をものともせずに?」

☆私「あれからもう五十年だって」
 私「えっ、武勇伝? どんな?」

☆夫「このあいだ、○○さんちで毛ガニ食べちゃった」
 私「えっ、手紙食べた?」

☆私「このあいだ、警察犬がね……」
 夫「えっ、ビフィズス菌?」
 息子「えっ、余裕で腹筋?」




 読書録


『闇の守り手 ナイトランナー』 リン・フルエリン 中央公論社

 すごく面白かったです! どっぷり、みっちり、西洋ファンタジー。こういうの大好き。その世界の雰囲気にどっぷりと浸りながら、ゆっくり味わって読み進めたくなります。
 成長物語の定番であるプレーン・タイプの主人公の素朴な真っ直ぐさも親しみやすく好感が持てるし、ファンタジーといったら、やっぱり、旅! 森や荒野を徒歩や馬で旅したり、船旅をしたりするのも嬉しい。世界に厚みと手触りが感じられて、その世界を一緒に旅する気分が味わえます。
 こういうのを読むと、やっぱりこの手の中世ヨーロッパ風ファンタジーの雰囲気を出すのは欧米人のほうが有利なんだろうなあと思います。時代劇の雰囲気を出すのにはたぶん日本人のほうが有利なように。
 ただ、翻訳ものだと翻訳の文章が読みにくかったり不自然さが気になることが多いのが難点なのですが、これは、文章も気になるところがほとんどなくて読みやすかったのも有り難いです。ありがとう、中央公論社!
 シリーズものの一冊目なので、続きが楽しみです!


『キーリ 7 幽谷の風は吠きながら 』 壁井ユカコ 電撃文庫

 今回はまた、すごく私好みな雰囲気! 汽車の旅、荒野、遺跡、古い機械……。ストーリーも佳境に入って、すごく面白くなってきました。シリーズの途中で一話完結型でマンネリ化しちゃうかもと危惧したのに、ここまで面白くなるなんて、正直、このシリーズ、期待を上回ってます。


☆その他メモ:『紅牙のルビーウルフ』(淡路帆希 富士見ファンタジア文庫)読了。『真実の種、うその種(ドーム郡物語 3)』、『彩雲物語 欠けゆく白銀の砂時計』、『グインサーガ 湖畔のマリニア』、『風の王国 竜の棲む淵』読み途中。


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